セレブ婚した相手は、〇〇させたい性癖の持ち主でした (Page 2)

大きさの異なる球体が連なった、シリコン状のアダルトグッズ。ローションをまぶしたそれを肛門に沈められた私は、必死に呼吸を整えて受け入れる体勢になるよう意識を向けた。涼司さんと結婚して初めて、アナルセックスを経験した私。いまだに不慣れで緊張もするが、最初の頃よりはずっと快感を拾えるようになっていた。

「それとこれも…星羅の乳首は敏感だからね。いっぱい刺激して、気持ちよくなろうな」
「ッン…ぁ…は、はい…」

既にぷっくりと存在を主張している胸の頂が、ローターのついたクリップできゅっと挟まれる。遠隔操作が可能なそれのリモコンは、もちろん涼司さんの手の中に。自宅のベランダでも使われたことがある玩具だったため、そのときの記憶が呼び起こされた私は、期待と興奮で早くも息を乱し始めていた。

「…星羅?」
「涼司さん…わ、わたしの…オナニー…見て、ください」
「…うん、いい子だね」

静かに、けれども確かなサディズムを匂わせながら促された私は、涼司さんの正面で自慰を開始した。立ったままの姿勢で腰を前へと突き出し、両脚はガニ股に開いて下品な姿を見せつける。涼司さんが構えるスマートフォンのカメラによく映るよう、自らの指で陰部を広げて女性器を露わにした。

「んッ…ぅ…」
「指も入れて」
「ッ…はい…」
「ちゃんと音が聞こえるように、たくさん動かして?」

ぐちゅぐちゅと響く、淫猥で粘着質な水音。爽やかな外気とはまるで正反対の、ねっとりとした湿り気に満ちた雰囲気。時おり震える乳首への刺激にも悶絶しながら、私は涼司さんからの視線に犯されて胸をじんと震わせていた。指の隙間から溢れた愛液が手のひら、そして果ては手首の方にまでトロトロと伝っていく。指先に感じるのは、内臓の境を隔てた先にあるアナルパールの凹凸。それに圧迫されて狭くなった腟内を擦るほど、私の中の官能は極まっていった。

「星羅、指を抜いて。そっちはもうお終いにしなさい」
「ぁ…ッ、は、ぁン…」
「拡げて。星羅の中が僕によく見えるように」
「ンぅ…ふ、ぁ…」
「…もっと」
「はい…ぁ、ぁ…」

私の呼吸に合わせてぴくぴくと動く媚肉は、既に限界にほど近かった。涼司さんからの無言の圧は私に『何をすればいいかわかっているよね?』と語りかけてくる。私は自身のクリトリスへと指を這わせ、涼司さんからの命令に抗うことなく刺激を強めていった。

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