淑やかな妻が、初めて積極的になった夜 (Page 3)

溶け出す理性をギリギリのところで繋ぎとめながら、僕は早急に腰を進めて、可愛い妻の肉筒を味わった。既にべったりと絡みつかれ、奥へ奥へと招かれる。無遠慮に暴いた芽依の膣は熱くて狭く、今夜はいつもより子宮が下がってきているようにも感じられた。

「今日は、どうしたの? 芽依、すごくえっちだね…」
「今までは『もし妊娠しちゃったら、どうしよう』ってなっていたけど、もうその心配がないから気が楽で…それに」
「うん」
「中に出されるの…気持ちいい、ので」

生々しい性欲を滲ませない、淑やかな芽依の口から、まさかこんな言葉を聞く日がくるなんて。耳から入ったその台詞は何度も僕の頭の中でリフレインして、それから煮えたぎるような渇望とともに全身を駆け巡っていった。いま、雄としての本能が、僕の中で大暴れをしている。

「あッ、ンぁ、ぁ…」
「芽依…芽依ッ…いっぱい、声を、聞かせて…」
「ンはぁ…ぁぅ、ぅ…でも」
「その方が、もっと気持ちよくなれるよ…」

獣のように覆いかぶさって、線の細い体を抱き込みながら無我夢中で律動を刻んだ。喘ぎ声が激しく甲高くなるたびに、芽依の媚肉がきゅんきゅんと締まって、雌の本能を露わにしていく。芽依は腕だけでなく、脚まで僕の体にしがみついてきて、どうしようもないほどの愛しさが溢れた。

「芽依…もう、イくから…中に、出すよ」
「ぁッあ…ン、ぁ…出してッ…まさきさんの…いっぱい、出してッ…!」

絶大な快感とともに、僕は芽依の奥へと射精する。びゅるる、どぷ、とぷ。ねっとりとした白濁を粘膜へと擦り付けるように、まだ芯の残る肉棒で行き止まりをノックすれば、芽依はびくびくと体を跳ねさせて絶頂を迎えた。

「芽依…最高、だったよ」
「ン…ふぅ…政樹さん…今日は、もう一回…」
「え?」
「だって…赤ちゃんできたら、しばらくお休みだから…今の、うちに…」

止まらない芽依の進化に、僕の心臓は休むことなく再びはしりだした。彼女がこれほどまでのポテンシャルを秘めていたことに、何で今まで気付けなかったのか。そんな反省もそこそこに、僕らはどちらからともなく噛み付くようなキスをして、その夜は目一杯に愛し合ったのだった。

Fin.

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