魔法少女(中の人・社畜)は敵幹部のえっちな魔法で闇落ちしちゃいました (Page 5)
「そう、脚を開いて。…いい子ですね。いやらしくて可愛いですよ…」
拘束を解かれても、もう抵抗しようという気持ちはなかった。寝室に運ばれたちはねは、広いベッドの上で言われるままにゆるりと脚を開く。下着を取り去られると、両脚の間からこぷこぷと熱いものが零れるのを感じた。
ベルトの金具の音、衣擦れの音が響いて、入口に熱い塊がぬるぬるとこすれる。きゅん、と中が切なくなるのは腹の紋様のせいなのか、それとも先ほど向けられた好意の言葉のせいなのか分からない。
腰を大きな手で押さえつけられて、ぬぷっ、と入口を太い先端が押し広げる。痛みと違和感で力が入りそうになると、腹部をそっと撫でられた。肌の表面が、淡く紅色に光る。痛みがゆっくりと、快楽に書き換えられる。
「あ…あ…あはっ…あんっ…」
ひっかかった内側のひだを、ぷちゅぷちゅと先端が抜けていく。その度、ちはねの口から甘ったるい声が漏れて、腰が揺れる。
ロカイユは嬉しそうに目を細めた。
一番奥の行き止まりを、ごりっ、と先端がえぐった。
「ここが、一番深いところですよ。わかります?」
こちゅ、こちゅ、と奥の壁に優しくキスするように触れられる。そのたびに粘度の高い熱が、腰の奥から頭に感染していく。
「あん、あ、あぅ、ああっ…」
「ねえ、好きです、愛しています、…もう、逃がしませんよ」
何度も奥をやわらかく押しつぶしながら、ロカイユは自分の胸ポケットから何かを取り出した。銀の鎖に水晶を抱いた百合のモチーフのペンダント。ちはねが、変身の時に使っていたものだ。
「これも、もういらないでしょ?」
そう言って笑うと、彼は百合の細工部分を指先で撫でて――力を込めた。ぱきん、と何かが砕ける音がした瞬間。
「あああああああああああっ…!?」
びくびくとちはねの体が跳ねた。奥がきゅうきゅうとうねって中に入っているものを締め付けてしまう。何が起きたのかわからないでいるちはねに、ロカイユはうっとりと微笑んで頬を撫でた。
「石、砕かれてイッちゃったんですか?…わかりますよ。悪いことも取り返しのつかないことも、気持ちいいでしょ?…これから、たくさん、二人でしましょうね」
Fin.
細やかな設定と丁寧な心理描写めちゃくちゃいいです!
もちもち さん 2022年6月14日