幼馴染と再会し、ホテルでセックス!雪の降る夜の切ないワンナイトラブでした。 (Page 2)

「あっん…」

丁寧な前戯。
舌が何回も乳首を往復して、時間をかけて愛してくれる。
私の感じるポイントを丁寧に愛撫してくれる。

クリトリスに愛液を擦り付け、刺激される。
一番感じる部分を刺激され、甘い声が漏れる。
そこだけを集中的に責められ、何度もいってしまう。

彼のものが挿入される。
少しずつゆっくり、私の中に彼のものが入ってくる。

「大丈夫?痛くない?」

初めての時にもかけられた言葉だった。
あの夏の暑い日のことを思い出して、一筋の涙が頬を伝う。
もうあの日は戻ってこないし、私は変わりすぎてしまった。
永遠に取り戻せない時の流れ。

「れいな、好きだよ」

昔から何度も言ってくれる、愛の言葉。
目をそっと開ける。
優しくて、大好きな彼の顔があった。

ゆっくり彼が動いて、奥まで突かれて感じてしまう。
彼の動きに合わせて、喘ぐ。
ただ、快感に身を任せて、彼とのこの刹那的な時間を感じていたかった。

「気持ちいい?」
「ん…」
「俺も」

彼の動きが早くなっていく。限界が近い合図。
もっと彼とセックスしていたかった。これで終わりなの?
様々な思いが、頭の中をよぎる。

「れいな、本当に可愛かった」

行為の後、彼の腕に抱きしめられながら、ベッドに横になる。
片方の腕で頭を撫でられ、もう片方の腕で腕枕をしてくれる。
彼のぬるい体温を感じて、もっと傍にいたいと思ってしまう。

「奥さん、いるんでしょ?早く帰りなよ」

気持ちとは裏腹な言葉。
優しくしたいのに、冷たくしてしまう。
傍にいて欲しいのに、いなくていいと言ってしまう。

「れいな、俺…」
「大丈夫。もう大人だから分かる。今夜だけだよね。久しぶりにセックスできて、私も楽しかった。バイバイ」

彼の言葉を聞くのが怖くて、早口で話した。
そうでないと、泣いてしまう。
どうしようもない、惨めな姿を彼に見せたくない。
強がりで、見栄っ張りで、見た目だけに金をかけてきた女のプライド。

「今夜はずっとれいなの傍にいたいんだ」
「…え?」
「何も気にしないでいい。傍にいさせて欲しい」

もう一度、キスをされ、舌が絡まる。
状況が飲み込めず、どうしたら良いのか分からなくなる。

「でも…」
「大丈夫。何も心配しないで。今夜はずっと一緒にいたい」

彼と再会したその日は、東京で今年初めて雪が降った日だった。
寒くて、寒くて、きっと一人では過ごすことができなかった。
神様がくれたプレゼントに何度も抱かれた夜だった。

Fin.

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7

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