忘れられない恋の行方は (Page 2)

仕事が終わり、外へと出た私はカバンからスマホを取り出して溜まっていた通知を確認する。

すると先輩から1件のメールが来ていた。

「あっ…先輩、本当に連絡くれたんだ…」

私は彼の名前をなぞるように画面にタッチし、メールを開く。

「昼間は驚いたよ。まさかあそこで君に会えるなんて。花純ちゃんさえ良ければ、今度ゆっくりご飯でも行かないか?」

再会できただけでなく、一緒に食事にまで行けるなんて。

私が先輩からの誘いを断るわけがない。

私は急いでその場で返事を打つ。

「私も驚きました!お誘い嬉しいです!ぜひ一緒にご飯に行きたいです」

先輩からの返事はすぐに来た。

「返事ありがとう。早速だけど明後日の夜はどうかな?」

「明後日は19時まで仕事ですが、その後でも良ければ大丈夫です!」

「俺は大丈夫だよ。じゃあ終わる頃に車で迎えに行くよ。じゃあ、また明後日」

「ありがとうございます!楽しみにしています!」

ここまでの流れが一瞬すぎて、全てが夢のようだった。

私はまるで高校生の時に戻ったかのようにドキドキしている。

あの頃に戻ったみたいだ。

せっかく先輩と食事に行くなら身なりを綺麗にしなきゃ。

7年も経てば、肌や体型も昔とは違う。

明後日まで時間はないが、出来るだけのことをしよう。

先輩には可愛いと思われたいから…。

*****

先輩と約束の日―。

先輩と過ごす時間は楽しくて、時間が経つのもあっという間だった。

こんなに笑ったのはいつぶりだろう。

たった2時間しか一緒に過ごしていないのに、私達はまるでずっと一緒に居たかのように自然に過ごしていた。

「今日は楽しかったね」

「はい…!それより車で送り迎えしてもらったり、ご馳走になってしまって…」

「いや、いいんだよ。俺から誘ったんだし」

「ありがとうございます…。でも私、もう先輩とは会えないと思っていました。あんなに高校生の時は毎日連絡したり、電話してたのに…。卒業してから全然してくれなくなったし…」

「だって…。君が…」

「私が?何かしましたか…?」

「何かしたわけじゃないけど…。君が友達に対して、俺のことはなんとも思ってないって言っているのを偶然聞いてしまって…」

なんとも思ってない?

ずっと好きだったのにそんなこと言うわけがない…。

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