口説かれるタイピング (Page 3)

はぁはぁ…互いのリズムが重なりはじめる。汗ではりついた髪をそっと退けおでこにキスを落とす。

「俺のも触って」

彼の下半身へ腕を伸ばすと滾るほど熱く濡れていて、張り付く下着で傷つけないようにゆっくりと深く包み込む。

ふっ、と淫靡な吐息が嬉しくてもっともっと欲しくなる。のろりと身体を起こすと彼の下着に手をかけた。

「…」

指以上の長さの彼のモノ、見すぎなせいかくすりと笑われた気がした。少し唇を濡らして咥えると伝わる浮き出る血管。

クチュチュッ、濡れて光り強度を増したモノに、私のアソコも反応を示す。

「っ…」

私の髪を撫でる手のひらが優しくて、好きだと勘違いしそうになる。泣きそうになってぐっと喉奥まで頭を下げ嗚咽のせいにした。

「あかりさん、イかせないで」

「名前…知ってたんだ」

「知ってるよ、ずっと気になってたし…指にしか興味がないのにはビックリしたけど」

「でも、一番になった時は、嬉しかった」

「変なの、ふふっ」

「あかりさんには言われたくないな」

初めて笑いあえた二人、自然と繋がる待ちわびた温もり。

っ――!

「や、やばい、あかりさんの中、俺のに絡みついてくる」

「そんなことっ、あぁーっんん、ふぁ」

「声もやばいって」

「そんなこと言われてもっ!ぁあっ分かんない…」

たった一突きがいいところを刺激してピストンが激しさを増す。

「大丈夫?痛くない?」

「だ、大丈夫、ぁあっん!ふ、深いっ、気持ちいい、だっ、だめ、」

「ハッ、あかりさん、顔見せて。一緒にイこう?ふ…顔真っ赤だけど?」

「い、言わないでっ!」

「締まりも増した」

「っもうー!」

チュッチュッといつの間にかラブラブな雰囲気でずっと前から二人愛し合っていたかのように、最奥で彼の全てを受け止めた――。

*****

「――さん?賀来さん?」

「!」

私の前でプラプラと手を振る彼、佐藤くん。

「…そんなに警戒しないでください、傷つくなぁ」

「…」

(あなたで妄想捗りました。って言えないし)

「この企画書とこれプリントお願い出来ますか?あとここの…」

「え?」

「こうやって処理した方が早いですよ?って聞いてます?」

「…」

「ふふ…手帳が気になって仕方がないんでしょう?あかりさん」

「ん!?い、今っ、名前!」

のけぞる私の耳に届く声音に聞き覚えがあった。

「そうやって、もっと俺の事気になってたらいいんですよ」

「!」

「メールします」

妄想が現実になる日はそう遠くない。

Fin.

この作品が良かったら「いいね!」しよう

14

公開日:

感想・レビュー

レビューはまだありません。最初のレビューを書いてみませんか?

レビューを書く

カテゴリー

月間ランキング

  1. 止まらない振動に快楽堕ち

    天音澪莉50801Views

  2. 幼馴染と再会し一週間お試しで付き合うことにOKしたけど、キスの先を望むくらい欲情が溢れて…

    八代もも35006Views

  3. アプリで知り合った10歳年上の男性と初めての中イキ

    黒子せな28566Views

  4. 裏切りのクリスマスイヴが思わぬことになりました

    甘乃実弥24980Views

  5. かつて奴隷だった男に下剋上されて、快楽地獄に堕とされた夜

    まゆり24370Views

  6. 大好きな彼氏に嫌われたくなくて、執事に頼んでエッチなレッスンはじめました。

    八代もも22793Views

  7. 暗闇の密室で付いた火が消えなくて

    十月夏葵19716Views

  8. 優しいケダモノ。赤い首輪と銀の手錠に繋がれて…快楽の地下室で言いなりペット

    天音澪莉19646Views

  9. 媚薬を盛られて仕方なくワンナイトのつもりだったのに…

    baisu18036Views

  10. 風俗でバイトしていた過去がばれ、上司に脅され犯されるなんて…

    秋宮未来17969Views

最近のコメント

人気のタグ

クリトリス クンニ 愛のあるSEX キス 愛撫 ちょっと強引に クリ責め 我慢できなくて 思わぬ展開 乳首 指挿れ イキっぱなし 乳首責め ラブラブ 働く女性 ベッド以外 潮吹き 彼氏 いじわる 胸きゅん フェラ 言葉責め 好きな人 年下クン 中出し 年上の男性 ちょっと過激に スリル OL 挿入なし

すべてのタグを見る