嵐の夜、先輩と山荘で二人きり。

・作

嵐の夜に、付き合っている先輩と山荘で二人きりになった私。窓がガタガタと鳴る中、私たちの初夜は盛り上がっていく。ソファの上でのしかかってくる先輩の指先に翻弄され……。先輩のエッチな一面に、私の下半身はうずくのを止められない。

嵐の夜に、先輩と二人きりになった。

 大学の先輩である、樋口斗真先輩。彼と旅行に行くことになった。お互いの気持ちを打ち明け合い、付き合ったばかりだった。

 雪舞うゲレンデ。静かにそびえる山荘。二人で同じ部屋をとった。

 夜になって天気は荒れ模様へと変わった。吹雪がすごくてゲレンデに出ることを禁じられた。

 窓がカタカタと鳴る。

 私は斗真先輩と部屋でコーヒーを飲んでいた。

「山荘ごと飛ばされないかな」

 私は不安を口にした。

 斗真先輩は優しく微笑むと、

「大丈夫だよ。俺が文香ちゃんを守るから」

 と言って私の頭をぽんぽんとした。

 私は斗真先輩の手を取った。

 そして――キスをした。

「文香ちゃん……」

 絡み合う手と手。

 舌先を伸ばして斗真先輩の歯を撫でる。

「ん……」

 斗真先輩は吐息を漏らした。

 唾液が混じり合い、卑猥な音が部屋に響く。

「文香ちゃん……積極的だね」

 唇を離すと、高揚した顔で彼は言った。

「斗真先輩と、ずっとこうしたかった」

 私は斗真先輩の胸に顔をうずめた。

 コーヒーカップと頭がぶつかってカチャリと音を立てた。

「ほら、危ないよ」

 そう言って彼は私の長い髪を指で梳く。

「斗真先輩……」

 私は斗真先輩を見つめた。彼の瞳はうるんでいた。

「文香ちゃん……」

 斗真先輩の手が、首筋を撫でる。

 思わず身体をびくっとさせた。

「くすぐったい?」

「ううん……気持ちいい」

 そう答えると彼はふふっと笑った。

 首筋や耳たぶをそろそろと撫で、指先はやがて鎖骨の下へと伸びていく。

「斗真先輩……」

「どうした?」

 もっと下を早く触ってほしかった。

 でもそれを口に出すのは恥ずかしくて、身体をもじもじさせた。

「どこ触ってほしいの?」

 斗真先輩は意地悪だ――。

「……胸」

「胸のどこ?」

「……乳首……」

 恥ずかしがりながらそう答えると、斗真先輩の手が襟元から侵入してきた。

 二人で座るソファが軋み音をあげた。

 斗真先輩のしなやかな指が、乳首の周りをくるくると円を描く。

「んん……」

 つい、声が漏れてしまう。

 じらされるのは好きだった。

「早く、乳首触ってほしい?」

「うん……」

 斗真先輩の指先が、胸の先端に触れる。

 背中を電流が走ったような快感に襲われ、私は天を仰ぎながら喘いだ。

「あっ……! あぁ……」

 天井には仄暗いシーリングライト。

 窓の外は強風でガタガタと揺れている。

 そんなの気にならないくらい、私は快感に溺れていた。

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