マンネリ解消媚薬作戦
優しい彼氏との夜事情に飽き始めていた美夜子は、ネットで手に入れた媚薬を使ってマンネリ解消を試みる。半信半疑で飲んだ媚薬だったがはたして効果はあるのか…。もっと求められたい美夜子の作戦が今夜決行される。
「マンネリ解消しようと思う」
「…え?」
とある休日。私、荻原美夜子は真剣な顔で正座し、意を決して彼氏である清人に提案した。その結果、清人は目を丸くしてこっちを見ている。
清人とは付き合って三年、同棲を始めてから一年と順風満帆なお付き合いをしている。しかし、何の問題もなくてちょっとつまらないのです。
「いや、ちょっと考えてさ。夜がワンパターンになってるなぁって」
「えっと…ごめん?」
「責めてるわけじゃないよ!ただ私は思ったの、これは二人の問題だって。…ということでこれを用意しました」
頭にはてなマークを浮かべながら謝る清人の前に、私は有名な運送会社のマークの書かれた中くらいの段ボール箱を取り出した。ガムテープをビリビリ剥がして中の物を取り出す。そこには謎の液体が入った小瓶が二つあった。
「これは…?」
「いわゆる媚薬と言われてるやつです」
私の言葉に清人が吹き出した。
「ど、どこで買ったのこんなの…」
「ちょっと調べたらすぐ出てきたよ。…でも、興味ない?」
甘えるように尋ねると清人はちょっと考えてから小さな声で言った。
「気には…なるかも」
「だよね!…じゃあさっそく試してみない?」
私は媚薬の蓋を開ける。瓶の中に入っている液体にちょっと抵抗感が生まれるけれど評価☆4だったしきっと大丈夫…!私は意を決して小瓶の液体を流し込んだ。それを見て清人も媚薬を飲む。
「大丈夫…?気分が悪くなったらすぐ言って」
相変わらず優しい清人。夜の営みの最中もいつも私を気遣ってくれることが多い。…満足してない訳じゃないけど、こう、もっと求められたいと思う。それが今回の媚薬作戦の目的だった。
「ほんとに効果あるのかな…」
「こういうのは思い込みも大事だって!とりあえずベッド行こう?媚薬関係なくてもシたいな~って思うし。…だめ?」
私の誘いに清人は首を大きく横に振る。
「だめじゃない!すぐ行こう!」
嬉しそうに私の手を引いて寝室へ向かう清人。こういう素直なところが可愛くて好きだなって思う。
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