会議室の鍵が閉まる音
いつもは理性的で優秀な同僚が、会議室で見せた本性。「ずっと我慢してた」その一言から始まる、密室の暴走と快感の連鎖。社会的立場を守る理性と、身体が求めてしまう本能の間で揺れながら、読んだあなたもきっとその背徳感に酔いしれるはずです。
「藤崎さん、今日残ってますよね?」
資料を片づけようとしていた私に、彼はいつもの調子で声をかけてきた。
同期入社の佐伯。仕事ができて、笑顔が爽やかで、けれどどこか強引で危うい男。
普段は飄々としていて、私と距離を詰めすぎることもなかったのに、今日はその瞳がいつもと違う熱を宿していた。
「ええ。資料提出、ギリギリで」
「じゃあ、相談したいことがあって。……会議室、空いてるみたいだから、ちょっとだけ」
軽く頷くと、彼はにこりと笑って、私の荷物を自然に持ち上げた。
その仕草だけで、心臓が跳ねる。
ただの仕事の相談にしては、距離が近い気がした。
終業後のフロア。
オフィスの照明は半分落ち、ほとんどの社員はすでに退勤済み。
誰もいない通路を、ふたりの足音だけがコツ、コツと静かに響いていた。
*****
会議室に入ると、彼はすぐにドアを閉め、鍵を回す音が聞こえた。
「ほんとに、相談?」
「……うん。俺の我慢が、もう限界ってこと」
一瞬、意味が分からなかった。
でも、彼の視線が私の胸元を捉えていることに気づいて、全身が熱くなる。
「……冗談やめて」
「ずっと我慢してた。藤崎さんに触れたくて、でも社内だし、バレたらまずいし。けど、今日の格好……もう無理だった」
そう囁くように言いながら、彼の手が私の腰に添えられる。
逃げられるはずだったのに、どこかでそれを期待していた自分に気づいてしまう。
「今なら、誰もいない。誰にも邪魔されない」
その言葉のあと、抱き寄せられ、唇を奪われた。
最初は驚いた。でもキスが深くなるにつれて、身体の奥がじんじんと熱くなっていく。
彼の舌が私の中に入り込み、息を奪うほど強く絡め取ってくる。
社内恋愛で
オフィスでSEXですか
この男
冗談顔だけー
と感じました
前作同様良かったです
匿名 さん 2025年6月19日