水属性の私は彼氏に飲まれるように愛される

・作

多汗症の麻耶。夏場でなくても全身から汗が噴き出てしまうのが悩みの汗っかきだ。そんな彼女は汗を気にして、不便な生活を強いられている。だが、麻耶の恋人キリトは、麻耶の汗が大好きだ。今夜も汗をたっぷりとかいて帰宅した麻耶をその汗とともにたっぷりと愛するのだった。

麻耶は汗かきだ。

夏の暑い季節でなくても始終汗をかいている。

尋常なレベルではない汗かきだ。

手のひらと、背中と胸、さらに内股がひどい。

仕事は商社の人事総務。

空調の効いた部屋で職務をこなしているわけだが、適温の部屋の中でも汗をかいて着替えは必須作業だ。

夏などは地獄の季節だ。

シャツを絞ったらぽたぽたと汗が降り落ちるのではないかと思うほど発汗する。

もちろん透けやすい服なんて着られない。

内股から汗が垂れ落ちるなんて惨事を誰かに見られたら大変なのでいつもかっちりとしたパンツスーツに身を包んでいる。

なお、会社のドレスコードは私服OK。

そのせいで「隙のないおんな」などと職場では評されているらしいがつまるところ体質の問題。

*****

仕事終わりの夜。

きょうも一日たっぷりと汗をかいて、麻耶はほうほうのていでマンションの自室の前にたどり着く。

玄関を開け、リビングに続くドアに手をかけると、「彼」がひょっこりと顔をのぞかせた。

「お帰り、お疲れ様。おお!汗、かいてるねー。スーツの胸元から見えるシャツがびしょびしょだよ」

恋人のキリトだ。

キリトの切れ長の目は嬉しそうに弓の形をとった。

「暑い~気持ち悪いよキリト~。シャワー浴びたい」

「駄目だよ」

キリトは麻耶の懇願をぴしゃりとはねつけた。

麻耶の手を取ると
「うわー、手もぐっしょぐしょ」

と嬉しそうに声を上げるキリト。

「だからーシャワー浴びたいのよー」

「ええー、先にいいことしようよ」

「もー!いつものことながら悪趣味なんだから」

「仕方ないだろ、俺、麻耶の汗がだーーーいすきなんだもん」

キリトはそう言うとウインクをした。

可愛い恋人のしぐさに麻耶は抵抗できない。

「仕方ないなー」

麻耶がうなずくとキリトは麻耶を抱き上げる。

「キャッ」

「んー。濡れみずくのお姫様だー」

そう言ってキリトは麻耶を寝室に連れ込むのだ。

*****

あっというまにスーツを脱がされ、下着姿にされる。

ブラジャーを外すと、ボロンと音が聞こえそうな大きな乳房が揺れながらまろび出た。

「うわー胸びしょびしょ」

キリトは麻耶の乳房を持ち上げると、下乳の奥まったところにたまった汗をぺろりと舐めた。

「あ、やだもう。コンプレックスなんだから」

「なんでー。麻耶の汗は最高だよ。最高にエロくて美味しいよ」

キリトはぬるぬると汗に濡れた麻耶の乳房を手を濡らしながら揉みしだき、乳首にしゃぶりついた。

「あ、あう。いきなり。あ」

チュウチュウと大きな音を立てて麻耶のかたいっぽうの乳首を吸いながらもういっぽうの乳首にあふれた汗を塗り付けて、しごき始める。

途端に胸の先端は硬く立ち上がり、麻耶の額にぶわっと汗がにじむ。

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