アクセサリーは淫らな贈り物 (Page 2)

「ちょっと冷やっとするよ」

その言葉とともに左右の胸に冷たい金属の感触がする。

鏡を見ると、乳輪に沿うようにラインストーンが円状に連なり、そこから金の鎖が幾本も伸び、大小様々なシャンデリアカットのビーズがぶら下がっている。

脇と肩を通した鎖を背中で留めれば、布のないブラジャーのようになった。

「サイズちょうどよかったね。美桜の胸の丸みにピッタリだし、可愛い乳首が立っているのがよくわかる」

胸の形を強調し、触れられなくても立ち上がった乳首を際立たせる。

これは私の胸のいやらしさを引き出すためだけに作られたアクセサリー。

こんなふうに飾り立てられ存在を主張しているというのに乳首に触れてくれる気配はまだないから、思わず恨めしげに見てしまった。

「まだ駄目だよ。下を飾ってないだろう?」

喉奥で笑った彼がまた一つ新しいアクセサリーを取り出す。

胸のものと似た意匠のそれがシャラシャラと音を立てながら腰に取り付けられる。

金の鎖が腰をぐるりと一周し、そこから半円を描いた鎖が二重三重に垂れ下がっている。

シャンデリアカットのビーズが幾つも取り付けられており、まるでRPGに登場する踊り子の飾りのようにきらびやかだ。

そんな鎖とガラスの間から陰毛が覗く様は、傍から見れば滑稽なはずなのに、なぜかとてもエロティックに見えるから不思議。

「脚、少し開いて」

耳元で紡がれる言葉にはもう柔らかな響きはない。あるのは欲情を隠さない雄の力強さ。

その声に導かれるまま脚を開けば、すぐさま彼の手が潜り込んで茂みを掻き分けて割れ目をなぞる。

「鏡をちゃんと見てごらん。触ったばかりなのにこんなに濡れて光ってる」

割れ目を一往復した指を草むらに擦り付ければ、濡れた陰毛が光を受けて鈍く光る。

それを鏡越しに見ることを、柔らかな言い回しながら命令されて、私のアソコからさらに愛液が漏れ出るのがわかった。

「カーテンも閉めていない部屋で昼間っから裸になって。恥ずかしいとこを強調するようなアクセサリーをつけて。それで乳首をビンビンに立たせて。股の間をびしょ濡れにさせて」

そこで言葉を切った彼は、空いている方の手で左の乳首に爪を立てて捻り上げた。

「ああっ!」

痛みに思わずのけぞった瞬間、草むらを弄っていたはずの二本の指が一気に膣に突き入れられた。

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