豹変彼氏はドSだった!

・作

付き合って約1年。お互いの好みも性格も分かってきたこの頃。デートしてキスしてセックスして。セックスする前の流れもセックスの時の触り方も完全に覚えてしまってて楽しくない。そんな何処のカップルでもあるようなマンネリをどうにかして打破したい!

「ん…あんっ…」

「れい…可愛い。好きだよ」

「私も…すっきっ…っん」

「はぁ~…イキそう…」

「うん…イッて…一緒に…!!あっんんーー!」

なにも変わらないセックス。
確かに彼は甘やかしてはくれるけど、いつも同じ流れで、いつも同じパターン。

少し雰囲気変えたくて際どい下着を着けてみたり、自分から誘ってみたりするけど…
結局は同じような流れになって、終わっちゃう。

まぁ、仕方ないよね。
同じように長く続けばマンネリするし…それ以上はないんだもん。

でもね…やっぱり刺激が欲しい。
もっと求められたいし、願望を言えば苛められたい。

M気質の私。
淡白な彼とのセックスは気持ちいいけど、もっと苛めて欲しい。

縛られたり、おもちゃ使ったり…
物足りなさを感じて、一人で慰めることもしだしたここ最近。

卑猥な道具を買っては、彼とのセックスの後に、一人エッチが日課になっていた。

そんなある日。
会社の同僚達との飲み会。
基本、飲み会に関して何も言わない彼。
仕事仲間には男もいるわけで…
男がいる飲み会なんて…っていう男もいる中、彼はそんなこと言うタイプではなかった。

ただ「心配だから帰る時、家に着いたら連絡してね」これが口癖。

今日も同じように彼に言われて、誘われた飲み会に参加していた。

お酒も進み、皆程よく酔いが回ってきたとき、ある男の同僚がこんなこと言い出した。

「最近マンネリしてるんだよね」

「もうそんなに長いんだっけ?彼女と」

「まだ半年」

「それでマンネリって早くね?」

「だって面白くねぇんだもん、彼女とのセックス」

男は男同士、女は女同士で固まって飲んでたけど不意に聞こえた“マンネリ”の言葉。

その言葉に同僚のマキが男側に席を移動しその会話に入り出した。

「その話、詳しく」

「三隅、はいってくんなよ。男同士の会話に」

「何でダメなの?男のマンネリと女のマンネリは違うじゃん。あんたがマンネリって思ってることは女もマンネリって思ってるんじゃない?」

「そんなわけねぇよ。
ちゃんとよがってるし、イッてるし。
奉仕してるしな」

「うわっ、嫌な言葉。奉仕って!
じゃああんたの彼女が演技じゃないって言いきれんの?」

「俺もそこまでバカじゃねぇし。演技かそうじゃないかぐらい分かってるよ」

なんて自慢しながらお酒を飲んでる同僚。

〈!–nextpage–〉

「れい、聞いた?演技かどうか分かるんだって!」

マキが隣にいた私の肩を叩きながら、問いかけてきた。
普段なら言いにくそうな顔して流すんだけど、話の内容が内容だからつい乗っちゃって…
お酒が進んでたこともあって…

「私ほとんど…演技かも。気持ちいいけどマンネリしてくると慣れちゃうから感じてるように見せなきゃっていう使命感にかられてる」

そう伝えると、“バタン”と近くで椅子が倒れたような音がした。
振り向くとそこには彼氏が…
こっちを向いて悲しそうな顔してる。

「えっ…ウソ…」

マキも彼のことを知ってるから頭を抱えて「ごめん」って私に謝ってきた。
この状況に同僚達も気づき、余所見しながらお酒を飲みだした。

彼が私達のテーブルに近づき、
「お邪魔してすみません。金山さんとお付き合いさせていただいてます眞鍋です。
すみませんが、彼女を連れて帰っても宜しいですか?酔ってるみたいなので」

いつもの優しさはなく、無言の圧力を感じ、大人しく荷物をもってその場に立った。
彼は財布からお金を抜き出し、近くにいたマキに渡していた。

「これで足りますか?」

「あっ、はい」

「それでは失礼します」

彼に腕を捕まれ引っ張られながらお店を後にした。

「ねぇ、久弥…その…」

「黙って。こっからなられいの家の方が近いからそこでいいよな?」

「えっ、あっ、はい…」

喋りかけるなって言われてるみたいで、静かに引かれるままに彼についていく。
迷うことなく私の家まで来て合鍵でオートロックを開け、エレベーターに乗り込む。

それでも彼は私の方を向いてくれなくてずっと扉の方を見てる。
目的の階に到着してエレベーターを下りて私の家のドアを開け中に入った瞬間引きずりこまれた。

ードンッー

「…いたっ…い」

壁に押し付けられて、背中が痛い…。
目の前にはいつもの優しい表情じゃなく冷たい表情のない彼の顔。

「ひさ…」

「れいはいつも俺のこと笑ってたの?」

「笑ってないよ!」

「笑ってたんだろ?演技に気づかない馬鹿って」

「そんなこと思ってない!」

「じゃあ演技じゃないの?」

「…それは」

彼とのセックスは気持ちいいって思う。
身体も素直に感じてる…
ただ、そこに声や動きに偽りが無いかと言われれば偽ってると思う。

全て本気で…とは思えなくて。
セックスの途中でふっと冷静になる瞬間があって、その時に演技してるって思う。

「演技してんだ…」

「ぜ、全部じゃないよ…時々…その…」

「その、何?」

「…」

「なんか言えよ」

「あっ、えっと…その…」

「れい?」

「…ひ、久弥は優しいから…も、物足りなくて…し、刺激が欲しい…」

「…は?」

私の言葉に驚いてる彼。
それもそうだ…
そんな話ししたこと無いし、そんな風に思ってたなんて思いもしてないと思う。

「酷くされたいってこと?」

「…して欲し…い」

〈!–nextpage–〉

今まで冷たい表情だった彼の目がギラついたのが分かる。

「靴脱いで」

イライラしてるはずなのに、靴を履いたまま部屋に引き込む事をしない彼は、葛藤しながらも優しさがまだのこってる。

って思ってたのに…

いきなりベッドに投げられ、倒れこんだ私の上に跨がってきた。
私が着てるシャツの中に手をいれ脱がそうとした。
手首のところでシャツを止めベッドのフレームに一緒にくくりつける。
彼はつけてたネクタイを外し、私の目に当てて見えないようにして頭の後ろで結んだ。
腰の上には彼が乗ってて足だけバタバタと動かせるだけ?

「久弥…?」

問いかけても答えてくれなくて…
不安もあるけどこの状況に身体の中が疼くのが分かる。

ーピチャッー

耳に響く耳を舐められる音。
舐めたり、耳朶を吸われたり…わざと音を出したり。
耳が苦手な私にとって、興奮よりも不快感しかない。
彼はそれを知ってて執拗に舐め回す。

彼の息づかい、吸う音。耳にダイレクトに響く。

「…ねぇっ…やぁだ…、いや、ら…まって…」

足をバタバタしても、顔を背けようとしても彼の力に敵うわけがない。
嫌だと伝えても止まることの無い愛撫。

耳を攻められてることに頭の中がいっぱいで、いきなり感じた胸の中心の刺激に身体が跳ねた。

「ひゃっ!…い、いたっ…」

両方の胸の中心を下着越しだけど強く摘まれる。
普段こんな乱暴につまれることがない。
優しく触って時折力が入って…
優しく舐められて…そんな触りかただったのに…

力の入った指が硬くなってる中心を転がすように捻る。

「あっ、…ったぁ!やっ、いっん…らぁい」

「全然声違ぇじゃん。望み通りだろ、もっと鳴けよ」

「…あっ…らめっ…やらぁ~…っい、、くっ」

耳と胸の刺激だけなのに…登り詰めてく快感に絶頂を迎えそうになってた…なのに、私の声を聞いた彼はピタッと動きを止めた。

「やっ…なんで……イカせて…よぉ」

「れいが俺にお願いするの間違ってね?
そう簡単にイカせられるかよ。
演技だったらショックだし」

あと少しで絶頂だったのに、中途半端に止められて身体の奥の疼きが止まらない。

「え、んぎじゃな…い」

「知らねぇよ」

また、耳を舐め回し、胸の中心を弄ぶ。
イキそうになったら止められて…
それを何度も繰り返す。

「はぁ、はぁ、…っん…ふぅ…」

やっと耳から彼の口が離れて

ーカチャカチャー
目で見えない分音が大きく聞こえる。
彼がベルトをはずす音。

少しだけ腰にかかってた重みが無くなった。

次に重みを感じたとき、顔の横のマットが沈み彼が私の顔を跨いでる感覚。

「口開けて」

この言葉で何をするか想像できる。
口を空ければ少しずつ入ってくる硬くて太い彼のモノ。
初めは浅く少し飛び出してるところまでが出たり入ったりするぐらいのゆるい動きで私の口の中を使ってる。

「じゅっ…ぐぽっ…んっ…はぁ、ん」

「なぁ?ひどくして欲しいならもっと奥まで咥えられんだろ?」

普段使わないような言葉づかいと私がまだ返事してないのに頭を掴み引き寄せ、彼は腰を進めた。

「っぐ…ごはっ…」

喉まで入り苦しくて足をバタつかせても知らん顔でゆっくり出し入れを繰り返す。
触られてない下半身は自分でも引く程濡れてるのが分かる。

次第に大きさを増す彼のモノ。
口に含むのがキツくなってきた。

「そのまま咥えてて」

彼の身体が少しずれたのが分かる。
ーカタッ、スー…ー

別途の横にあるサイドボードの引き出しを開けた音。
その音に気づき私は慌てて彼のモノを口から出した。

「あっ、ダメ…」

「へぇー、俺のじゃ満足しないからこんなの使ってるんだ」

彼が来るとは思ってなくて、いつもは隠してあるローターを引き出しにいれっぱなしにしていた。

「なぁ、これ使ってなにしてんの?」

「やっ、違っ…」

「違わねぇよな?
何処にどうしてるか答えろよ。ほら」

スイッチの入った音。
耳元でーブーブーーと機械音がなってる。

「答えねぇなら自分でさせるぞ?」

「わ、分かったから…」

〈!–nextpage–〉

頭の横の沈みがなくなり、彼が腰の方に移動した。
お腹に当たる彼のモノは熱くて脈を打ってるように感じる。

「胸に当てたり…」

そう言えばいきなり胸の中心の固い部分と指でそれを挟んできた。

「きゃっ、あっ…やっ…強い…っん」

挟まれた突起は形を変えくるくると捏ね回される。

中途半端に絶頂手前で止められてた感覚が、また絶頂に導かれる。

「やぁ、っん、だめぇ…」

「イクなよ、勝手に。我慢してろ」

「あっ…っん、が、我慢するから…弱めて…あっんんー」

懇願するけどお構いなしに中心を弄り続ける。

「これだけじゃねぇだろ?他のところにも使ってんじゃねぇの?
ほら、答えろよ」

「もう、…るして…」

「無理。答えろ」

「し、下…」

「下ってどこ?」

「…ク、リに…」

「変態だな」

彼は私の腰から降りて足の方に移動した。
ズボンに手を掛けられ、下着ごと引き下ろされた。

「うわっ、糸引いてる。エロ」

「い、言わないで…」

足を閉じようとすれば、それを阻止され膝を曲げて隠すことが出来なくなってた。

「や、やだ、見ないで…」

「拒否権ねぇって言ってんじゃん。
足閉じんなよ?」

小さくて隠れてる所を剥き出しにし、胸の強さのまま押し当てられた。

「やぁあー、ダメッ、っん、す、すぐ逝っちゃう~」

「イクなよ、我慢しろ」

「む、ムリ、…ダメッ…んっ、あっ、んんー」

「すっげぇ、びちょびちょじゃん。潮吹けるんじゃね」

「…ねぇ、やぁだ…もっ、う無理ぃ~
ねぇ、イカせて…くっんんー…おねが、ぁい」

「仕方ねぇな。イケよ」

直に当たる刺激と押し当てる力が強くなり腰が痙攣していく。
漏れそうな感覚も襲ってきて…

「やぁ、ダメッ、イッちゃう…待って、やぁー」

水が出る感覚と我慢させられた分の快感が一気に押し寄せてきて達してしまった。

〈!–nextpage–〉

「本当に潮吹いたな。なぁ、終わりじゃねぇよ。
一人だけ気持ちよくなんなよ」

さっきまで敏感なところに当ててたローターを既に解れきっている中に入れられ、彼の膨張して固くなったモノが入口に添えられた。

「えっ、ウソ…待って…ダメ…」

「すっげぇ~、触らなくてもすんなり入んじゃん。これなら届かないところまで届くだろ?」

ローターを先頭に彼のモノがグイグイ中へと押し入っていく。
完全に潤ってる中は、何の抵抗もなく受け入れてた。

「ヤバ…中締め付けすぎ…」

「あっ…待ってそれ以上…っん、入んない…あっ…」

今まで当たったことがない所までローターが入ってきて、振動で中を勝手に締め付けてた。
彼の腰の動きも始めから速くて。
突かれる度にチカチカっと電気が走ったように感じた。

「お願…い、目隠し取ってぇ、久也の…っん顔見たぁ、い」

そう伝えれば彼の手でネクタイが解かれ、明るい部屋が目に入った。
普段なら暗くしてセックスしてたのに、今日は明るい部屋。
今までの流れをこの明るさの中で行っていたのかと考えると、恥ずかしくなり目をつむりそうになった。

でも、目の前にいる彼が眉間にシワを寄せ小さく洩れる声に感じてくれてることが分かり、目をつぶることが出来なかった。

「…っん、あっ、んっ…久也ぁ…」

「れい…好きだよ…」

「んっ…好き、私も、ごめんね…あぁっん、」

キスしたくて彼を見つめれば、それに気づき答えてくれる彼。
絡まる舌と激しくなる腰の動き。
中で蠢くローターと、彼のモノが膨張してきて、私もまた上り詰める快感に声も出せずに達した。

ドクドクっと彼のモノが脈を打ってて、それに合わせるかのように中を締め付ける。
それでも、キスするのを止めれなくて、そのまま朝まで抱き合った。

豹変した彼はこれに嵌まり時々こうして攻めてくれるようになった。
あの出来事のお陰で、マンネリを解消し今でも仲良くしている。

Fin.

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