閉じられた世界で愛し合う (Page 4)
騎乗位の体位で修也は下から、さつきをパンパン突き上げる。
修也の男性器が大きくて立派なものだから、ピストンの度に秘部の奥まで当たり、あまりの気持ち良さにさつきは喘ぎ声をあげた。
「す、すごすぎるっ…アソコの奥まで届いてますっ…」
さつきの美貌が、快楽によってセクシーな面持ちになるのが堪らず、修也もますます下半身が昂るのを感じながら、腰をダイナミックに動かしていく。
「うう…こんなに締め付けの良いのは久しぶだな…。この角度からだと繋がっているのが丸見えだから、なおさら…」
2人の性器がこすれ合う度に、ぴちゃっじゅぼっ!という卑猥な音が室内に鳴り響くため、それすらも2人の官能を高めるBGMとして機能していた。
”こ、こんなに気持ち良いセックス初めて…。ご主人様、エッチ上手すぎ。私、もうすぐイキそう…”
絶頂を予知したさつきは、自らも修也の上でリズミカルに腰を上下させていた。
これが修也のペニスに刺激を与え、2人はほぼ同じタイミングでオーガズに達してしまった。
「さ、さつきくん…イクぞっ!」
「わ、私もイキますっ!」
こうして修也のスペルマが勢いよくさつきの中で放出され、イキ果てたさつきはそのまま、修也の体の上でグッタリ身を横たえた。
そして顔が接近した2人はここに来て初めて、口づけを交わすこととなる。
「体の関係から始まる恋」
最高に相性の良いセックスのあと、2人はまさにそんな形で恋人になったのである。
*****
あれからさつきは、無事に修也専属のメイドとなった。
話してみると、2人の境遇はとても似ていた。
「大企業を辞めて、親の期待を裏切り、絶縁された」さつき。
「両親が長男のみ愛情を注ぎ、存在しないものとして扱われている次男」修也。
どちらも互いに親に愛されないことで寂しさを感じ、心をすり減らしていた。
だからさつきも「両親から離れ、競争社会とは無縁の環境に身を置きたい」と思ったのだし、修也も「人里離れた屋敷で、静かに暮らしたい」と思ったのである。
そんな2人の想いはマッチして、今日も浅岡邸で2人きりで、思う存分に体を重ねているのだ。
*****
「さつきくん。たまには、都会の暮らしが恋しくならないかい?」
一戦終えた後、修也はさつきの髪を撫でながら、そう問いかける。
先程のセックスの余韻に浸りながら、さつきは口を開いた。
「とんでもありません。私、人間社会ってものにはウンザリしているんですよ。ご主人様も、それは同じでしょう?」
彼女の問いに、修也は深く頷く。
「ああ…その通りだ。山奥とはいえ、宅配も郵便もあるから、なんとかなるし、必要な時だけ町に降りれば良い。僕はさつきくん以外はもう、何もいらないかな」
2人ともまだ20代。だが、既に心が消耗して、全てが煩わしくなっていた。
そう、愛するお互いの存在を除いて。
気持ちを確信し合った2人は手を取り、見つめ合った。
「ご主人様も、同じ気持ちとのことで、嬉しいです。私もご主人様以外、何もいりません」
「ありがとう。どちらにしろ人生は限られてるんだ。それなら1分1秒でも君と長くいたいし、愛し合いたい。だから他のものに構ってる余裕なんて無いんだ」
そして2人は強く抱きしめ合い、しばし幸福を噛み締め合う。
こんな時、いつもさつきはつい妄想してしまう。
このままずっとこの屋敷で過ごし、2人一緒に朽ち果て、そのまま誰にも見つかることなく自然に還りたい。
家族でさえ私達に介入することなく、本当に2人だけで永遠に過ごすのだ。
そんな夢は確かに病んでるのかもしれない。
でも、それこそ2人にとって究極の愛だった。
Fin.
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