デート中、雨に濡れてびしょ濡れの私たち。彼の家のバスルームで温め合って…

・作

デート中にゲリラ豪雨に見舞われてびしょ濡れになった私たち。彼の家へ避難したら、彼は「先にシャワー浴びてこいよ」って。冗談半分で「一緒に入る?」なんて言ったらシャワーを浴びるだけじゃ済まなくて…、もう気持ちよさでのぼせそう♡

私、立花都は彼氏の河村大雅とデートで自然公園に来ていたところを、所謂ゲリラ豪雨に見舞われた。朝から天気がよくて絶好のデート日和なんて思っていた私たちは、どちらも傘なんて持ってきてなくて見事にずぶ濡れ。
 
 さらりと軽いワンピースに薄いカーディガンを羽織っていた私に至っては下着までぐっしょり。大雅が身に着けていたシャツを腰に巻いて、そのまま彼の家に逃げ込む羽目になった。
 
 家に着くなり、大雅はバスルームへと続く洗面所の扉を指差す。
 
 「タオルと着替え出しておくから、先にシャワー浴びてこいよ」
 
 私は促されるまま洗面所の引き戸を開けて振り返った。
 
 「大雅が風邪引いたらやだし、…一緒に入る?」
 
 風邪を引いたら嫌だというのは本心。ただ、一緒に入る?っていうのはちょっとしたいたずら心からで、軽い冗談のつもりだったんだけど、
 
 「シャワーだけで済むと思ってんの?」
 
 洗面所に押し込まれるようにして、大雅に唇を奪われて、私は簡単にその気にさせられてしまった。
 

*****

 
 雨に濡れて少し冷えた身体は、温かいシャワーでぬくもりを取り戻していき、大雅の熱い手で熱を持っていく。
 
 「ちょっと、離れて」
 「んー?」
 「シャワーかけてあげらんない」
 
 大雅に後ろから腰に腕を回され、首筋に吸い付かれると、手にしたままのシャワーヘッドを大雅へ向けることができない。抜け出そうと身を捩っても、そんな抵抗なんて痛くも痒くもないって感じで、大雅の手は私の胸を愛撫し始める。
 
 「待って」
 
 大雅の両手は、胸の感触や重量を確かめるようなマッサージみたいな動きから、私を気持ちよくさせようとする動きへ着実に変わっていく。乳輪をなぞって円を描く人差し指が優しく乳首を弾いた。 
 
 「ん、っ…」
 
 指は乳首をくにくにと左右に弾いて、ころころと転がす。柔く押し込んだと思ったら、きゅ、と摘まれて緩く指をこすり合わせるようにされて、下腹部が甘く疼いた。
 
 もじもじと膝を擦り合わせているのがバレたのか、片手が腹部を伝い、恥骨をなぞって茂みを撫でる。
 
 「こっちも触っていい?」
 
 吐息混じりの声を投げかけてきた唇が耳を食む。耳の裏を舐め上げられてぞくぞくした。
 

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