社長の命令は絶対です (Page 3)

 
「あの時は、本当にびっくりだったのと…ショックで…」

そうだよね…優等生で通ってる私が大学で、しかも先生とエッチしてるって驚くよね。

でも、本当に今さらだけど、あれは凄く嫌な思い出でしかない。
漫画や小説で読んでいたような、甘い初体験じゃなかったし、あの後の先生の態度には心底幻滅だったから。

「私だってバカなことしたって思ってますよ…。あの頃の私は本当に頭のネジが外れていたんだと思います…」

「だと思うw」

「笑わないでくださいよ!あの日以来、何故か先生には避けられるし、男性不信にはなるし、その流れで就職しても周りとはうまくいかないし…」

散々です…。

自分の中で長年くすぶっていた気持ちが溢れ出し、涙が止まらない…。

「じゃあ、社長命令」

「…命令?」

「今から初体験をやり直すこと」

初体験をやり直す?この人は一体何を言ってるのだろう…。

雅樹先輩は、呆けた私の顔を両手で包むと、そっと触れるか触れないかくらいの優しいキスをした。

「ふぁ…っ」

「なんだよ、その可愛い声」

可愛いって私のこと!?って待って!今、先輩は私にキスしたの…?

「あのっ社長!どうし…っ!んんっ!」

パニック状態の私が再び部屋から出ようとすると、先輩が素早く私の両手をドアに押さえつける。

そして、今度は深いキスをしてきたのだ。

唇を軽く噛むようにしながら、徐々に開く私の口内に先輩の温かい舌が侵入する。
逃げる私の舌を絡めとりながら、時折吸い上げられ、よだれが口の端から滴り落ちた…。

こんなキスは初めてで、先輩の舌が私の口内で動くたびに、段々と足から力が抜けそうになってしまう。

「んっ、んぁ…っ」

「キスだけでトロンとしてる…まじで可愛いな」

いつの間にか自由にされた私の両手は、クラクラする身体を支えるために必死で先輩の両肩にしがみついていた。

そんな私の状態を察した先輩が一歩後ろへ下がる。

よかった…もう帰れる…。そう思っていたのに、先輩は再び私に近づくと今度はお尻と腰に手を回す。
そして、そのままヒョイっと私をお姫様抱っこすると、先輩の机へと連れて行かれた。

「じゃあ、最初の社長命令。俺の上に跨って」

先輩はそう言って、自分の座り心地抜群そうなイスに座り、どこか満足そうな顔で私を見上げる。

跨るって…先輩にだよね。どうしよう、こんなことしたことないから、どうやって座ればいいの?
それに、どんな顔をしていたらいいの…!?

そこで、私は先輩の顔を見ないようにして、回れ右して机を向くようにして膝に座った。

これでいいよね…?

ぶはっ!

背後で先輩が豪快に噴き出す声がする。座り方を間違えたのだろうか?

どうしていいのか分からない私は、そっと後ろを振り返って先輩を睨み付けた。

「あー笑った!まさか反対側を向いて座るとは思わなかったよ。でも、俺は跨ってって言ったんだよ?座ってとは言ってないからな」

跨るって、足を開いて先輩の膝に乗るってこと?言葉の通り跨る…?

絶対無理と頭を振る私に先輩はニヤリとすると、社長命令なんだけど?と嫌な圧をかけてきた。
だけど、それでも動かない私に先輩が私の身体を持ち上げ、簡単に自分の方へと向かせる。

「社長、これは…ちょっと…」

「どうして?さっき深いキスした仲じゃん。それに、今から夏美は初体験をやり直すんだよ?」

先輩は私の前髪を優しく払うと、再びキスを落としてきた。
片手は私の腰に添えられ、もう片手は太ももをさする。

ストッキング越しだけど、先輩の手の温かさを感じて全身が熱くなった。

「んっ、ん…ふぁっ、んんっ」

キスが長くて、うまく息が吸えない。一瞬口が離れても、すぐさま先輩に捕まえられて唇が重なる。

恥ずかしさで逃げ出したいのに、徐々にぬるっとした感覚が気持ち良く感じてきた…。
頭がボーっとして、もう何も考えられなくなりそう…そう思った時。

先輩の手がするするとスカートの中へ入り込み、ストッキングの一番上にたどり着く。

それから、そのまま手はストッキングの内側へと進み、私の中心へ…。
思わず脚を閉じようとするが、跨っているせいで閉じることができない。

「大丈夫、そのままリラックスして」

囁くような優しい声が耳元から聞こえ、ゆっくりと首筋に舌が這う。

「あっ!んっ…やぁ…っ」

全身の鳥肌が止まらない。でも、先輩の舌が離れると『もっと』と思ってしまう自分がいる。

そんなことを思っていると、下着がずらされ先輩の骨ばった指が私の中心を撫でた。

「あっ、やだぁ…」

すでに濡れ切ったそこは、先輩の指で円を描くように撫でられる度に、くちゅり…といやらしい音が聞こえ始める。

「まっ…待って…っ、あぁ…ん、んん…」

「凄い濡れてる。ほら、これ聞こえる?全部、夏美の中から零れ出てる音だよ」

ぐちゅぐちゅぐちゅ…。先輩はさっきよりも激しめに中心を撫でまわし、わざと音を立てている。
恥ずかしいのに気持ちよくて、明らかにさっきよりも水音が大きくなっていた。

そして、さんざん中心を撫でまわしていた指が突然中に沈み込むと、2本から3本へと指を増やされ、下からはびちゃびちゃとした音がし出している。

「きゃ…、あぁん!やっ、やだぁ…あぁ…っ」

「気持ちいいだろ?どんどん垂れてきてるよ」

先輩に跨ったまま中を掻きまわされ、ストッキングから蜜が染み出てきていた。
この感じだと先輩のズボンも濡れているにちがいない…。

「すごい腰が揺れてるけど、こうしたら…どうなるのか見たいな」

そう言うと先輩は、私の腰を押して自分に引き寄せ、さっきよりも激しく中を掻きまわしてきたのだ。

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