1年半も彼氏が手を出してくれなくて自分からお誘い!甘く優しく解されてやっと一つになれた夜

・作

付き合って1年半経つ彼氏の廉くんは、キス以上してくれないし、いつも私を早い時間にお家に帰す。魅力がないのかな、と不安になって自分から彼を誘ったんだけど…我慢していた廉くんが優しく、たくさんの愛情で私を導いてくれた幸せな夜。

私はすみれ。
私には付き合って1年半経つ彼がいます。

彼氏の廉くんは見た目体育会系の爽やか系イケメン。

出会いは大学構内で夏、暑さにやられ気分の悪くなっていた私を廉くんが医務室まで運んでくれた時でした。

身長が高くて、バスケットボールをずっとしていたから筋肉もしっかりついていて、最初は苦手意識を持っていたんです。

身長が高いだけでも威圧感を感じてしまって…

でも、後日大学ですれ違いざまに「体調よくなった?元気になってよかった」と声をかけてくれた廉くん。

そこから、すれ違う時に会釈をしたり、食堂で会った時に一緒にご飯を食べたりするように。

廉くんとお話するのが楽しくなって、気づけば好きになっていたんです。

気持ちを自覚してから、急に恥ずかしくなって、廉くんを避けだした私。

避ける私をつかまえて、逃げるのは嫌だ、好きだと告白をしてくれたのが廉くんでした。

そこから私と廉くんのお付き合いが始まって…毎日楽しいんです、ものすごく。

ただ…手を繋いだりキスはしてくれるのに、その先には進んでくれないんです。

お付き合いが始まって、デートの度に下着まで気にするようになったのですが…半年経ってもキスの先に発展しない。

私はお付き合いするのは廉くんが初めてで、廉くんもそれを知っているから、私を待ってくれているんだと思っていました。

だけど、半年、1年を過ぎても触れてくれない廉くんに不安になったんです。

異性に免疫もなくて処女の私が、面倒になっちゃったのかな、振られたらどうしようって…

だから、デートの帰りに勇気を出したんです。

「廉くん、私今日、廉くんのアパートに…その、お泊まりに行きたい、んだけど…いいかな?」

「えっ!?泊まり!?親御さんは!?」

「友達の家にお泊まりって、言ってあるの…」

顔を赤くして固まった廉くんだけど、私の手を取ってゆっくり歩みだした。

つ、遂に言っちゃった…!

私も廉くんも、ほとんど会話を交わさずに家に着いた。

バスタオルと着替えを渡してくれる手が緊張していて、私だけじゃないことに少しだけ安心しました。

下着、同じのは着けられない、よね…けど着けないのもスース―して恥ずかしい…

トレーナーはブカブカ、ズボンはできるだけ低い位置で履いた。

「廉くん、お風呂上がりました」

「あっ、う、うん…俺も入ってくるね」

足早にお風呂場に向かっていった廉くん。

待つ間は心臓がドクドクして、もう何時間も経っているような感覚だった。

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