隠された存在 (Page 5)

「こっちはどんな感じかな」

康介さんはそう言うと、乱暴に私のスカートやタイツ、下着まで脱がせて、無理やり大きく脚を開かせた。

彼からは私の大事な部分が丸見えになってしまっている。

「やだ!やめて!見ないで!」

「なんかもういやらしい汁が垂れてるよ?」

「見ないで…お願い…」

「なんだかんだ言って感じてるんじゃん」

彼は躊躇なく、人差し指を私の中へ入れてくる。

そしてそのまま指で中を掻き回していく…。

「明香里さんって濡れやすいんだね」

「やぁ…んっ…んんっ…」

「すぐ挿れても大丈夫そう」

彼は下だけ服を脱ぐと、ゴムも着けずに一気に挿入してきた。

その瞬間、私の中には大きな罪悪感と快感が襲ってくる…。

「ああああぁ!だめ!生はだめ!お願い…あっあっ…お、お願い…つけてぇ…んっ…」

彼は私の言葉なんて聞く耳持たずに、ひたすら腰を動かす。

彼は私自身のことも、そして亡くなった慶介さんのことも何とも思っていないのだろう。

自分のことしか考えていない…。

でもそんな彼とエッチなんかしてしまって、感じている私も同罪だ。

「あぁ…んっ…赤ちゃんできちゃう…」

「いいじゃん。俺がパパになってあげるよ…俺と慶介はそっくりだからいいでしょ?」

「やだぁ…いやっ…あんっ…あぁ…」

「あー、慶介がもしこの姿を見てたらショックだろうなぁ」

「あっ…はぁ…やっ…慶介さんの…話しないでっ…」

「あ、良いこと思いついた」

突然康介さんはペニスを引き抜くと、私の手を引いて別の部屋へ移動させた。

ここは寝室だろうか?

部屋には大きめのベッド、デスク、全身鏡だけが置いてある。

「ここに立って」

私は全身鏡の前に立たされる。

嫌な予感は的中した。

彼はこの鏡の前でわざとエッチしようとしているのだ。

彼は私がしっかりと鏡が見えるように顎を持ち、顔を無理やり前へ向けさせ後ろから挿入してくる…。

「ほら、こうすると…まるで慶介とエッチしてるようにしか見えないでしょ?」

確かに彼の言う通り、鏡に映る2人はまだ慶介さんが生きてた頃の私達にしか見えない。

「んんん…!あっ…はぁ…け…慶介さん…」

「明香里…」

わざとらしく康介さんは私の名前を呼び捨てで呼ぶ。

声質も慶介さんにそっくりだ。

「慶介さん…慶介さぁん…あっ…」

私は幸せだった頃を思い出して自然と涙が溢れてくる。

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