淫靡な村の掟

・作

季節の変わり目に、村の安寧を司る神様へ祈りの舞を捧げる舞夫(まいふ)と呼ばれる男がいた。その男を旦那に持つ志乃は、年に4回訪れる舞夫の発情期間である1ヶ月間、ひたすら抱かれ続けなければならなかった。

「あっ…ぁあ!旦那様ぁ…ぁあんっ」

今宵も寝所からは、息を乱した甘い喘ぎ声が響き渡る。

「もう、許して…ください…志乃は、壊れてしまいます…」

「何を言っている…まだ、始まって一週間そこらではないか。それに、お前の中は…こんなに濡れてキュウキュウに締め付けている…」

「はっぁあん!旦那様ぁ、あっあっぁあん…奥突かないれぇ!」

ぐちゅぐちゅ。
パンパンパンパンパン。

いやらしい水音は朝方まで続いていた…。

*****

森の奥にひっそりと佇む、3、40人程度の住民が住む小さな村には、100年続く淫習があった。

その淫習とは、古くから村の安寧をお守りする神様に、舞を捧げるといった儀式だ。

舞を捧げるのは、成人を迎えた身体も精神的にも逞しい村一番の美しい男だと決まっている。

その男は舞夫と呼ばれ、年に4回季節の変わり目ごとに、神舞を1日中踊り続けなければいけない。

これだけ聞けば、何も淫を感じることはないだろう。

しかし、この神舞が終わると、舞夫は神様を体に降ろし1ヶ月間の発情期へと入る。

その期間、舞夫はほぼ休むことなく性行為をしなければならず、村の女性たちと代わる代わる夜を共にしなければならないのだ。

*****

先代の舞夫が引退し、今年新たな舞夫が選ばれた。

それが、志乃の旦那である右近だ。

結婚したばかりの志乃にとって、右近の大抜擢は誇らしくもあり、大変辛いことでもあった。

(旦那様が、他の女性と交わってしまうなんて…)

神聖な儀式に携わるということが、どれだけ名誉なことか…志乃にも嫌というほどわかっていた。

頭では理解していても、心が追いつかない。

そして、最初の季節の変わり目がやって来た──。

*****

公開日:

感想・レビュー

2件のレビュー

淫靡な村の掟のレビュー一覧

  • エロいけど、ところどころ日本語が変。
    無駄な擬音語も多くて萎える。

    さはら さん 2021年5月2日

  • 和な雰囲気でめちゃいいです!描写もきれいで燃えました!

    もちもち さん 2022年5月26日

レビューを書く

カテゴリー

月間ランキング

  1. 年上の男性に翻弄される夜

    十月夏葵40055Views

  2. 何を考えているかわからないと思っていた先輩の心の声は甘々でした

    夢咲 花笑37322Views

  3. 憧れのお隣さんにハレンチな副業がバレてしまいました。

    井ノ中かわず29201Views

  4. 女子3人でパジャマパーティーして、配達員くんを美味しくいただいちゃった話

    まゆり25923Views

  5. 彼氏と同じ顔した双子の弟に寝取られます

    十月夏葵23440Views

  6. エッチな小説を書いているのが上司にバレて、夜のオフィスでお仕置きされちゃった話

    まゆり22725Views

  7. 家政婦の面接に行ったら情婦の面接だった。

    かぁゆ22649Views

  8. 月見をしていたはずなのにベランダでイジワルに責められちゃった夜

    夢咲 花笑19608Views

  9. ひとりエッチのオカズは片思いのあの人

    朝姫18040Views

  10. 会社では頼れる先輩、でもその本当の顔は…?

    りんご16808Views

最近のコメント

人気のタグ

クリトリス クンニ 愛のあるSEX 愛撫 クリ責め キス ちょっと強引に 我慢できなくて 思わぬ展開 指挿れ 乳首 イキっぱなし 乳首責め ラブラブ 働く女性 ベッド以外 潮吹き いじわる 言葉責め 胸きゅん 彼氏 フェラ 年下クン 好きな人 年上の男性 ちょっと過激に スリル 挿入なし 中出し OL

すべてのタグを見る