京都弁ヤンデレ元彼に捕まって、エッチな復讐を受けました… (Page 2)

*****

「あ、あの本当にこんなこと…」

官能的な赤を基調としたデザインの部屋の真ん中に白い大きなベッドが置いてある。
私たちはラブホテルに来ていた。

「うん、絵梨ちゃん今回の取引、絶対成功させなあかんねんてな?」

湊くんは口の端を歪めて冷たい笑みを浮かべる。
初めて見るその笑みに背筋がスッと冷えた。

「そうだけど…」

「じゃあ、僕とシよ」

彼は一言そういう。

「な、なんで?」

「ん?復讐」

ゾッとするほど冷たい声に私の心臓はドクンと大きく跳ねた。
逃げようかと考えた瞬間、身体を抱き抱えられベッドに放り投げられる。
そして、腕を掴まれる。カチャリという冷たい音が頭上でなったと思ったら、手首にふわふわとした感触がした。

「な…何?」

「手錠やで。大丈夫。絵梨ちゃんの身体傷つけへんように痛くないの選んだから」

湊くんはそう冷たく言い放ち、持っていたカバンの中身をゴソゴソと探り出した。

今から何をされるんだろ…
私は恐怖と不安で押しつぶされそうになる。
冷や汗が頬をツーっと伝った。

少しして湊くんがベッドの方に戻ってきた。
手にはピンクの棒のような物と白色のマッサージ機のような物を持っている。

「目隠しも用意しようか迷ったけど、今日は僕のやること絵梨ちゃんによう見といてほしいからやめといたわ」

「な、何するの?」

私は震えながら湊くんに聞いた。

「ん?さっきも言ったやろ。復讐。高校時代、絵梨ちゃんに振られたこと、実は今だにずっと根に持っててん。おもろいやろ?」

「ううん…ごめんなさい」

「は?おもろいやん?絵梨ちゃんのことめっちゃ調べてんよ。仕事のこととか取引先のこととか…で上手く絵梨ちゃんと接点持って、この機会をずっと待っとったわけ。笑えるやん?普通、ここまでする?」

自嘲気味に口の端を歪め笑いながら湊くんは一気にそう言った。
私は涙を浮かべる。

高校時代を思い出していた。
教室でたまたま横になった湊くん。
おっとりしていて、たまにとてもいい声で「なにしてはんのー?」
と、京都弁で話す。
当時から高校生とは思えない色気を放ち、女子の憧れの的だった湊くんに告白されて私は嬉しくて、すぐに付き合った。
でも、私に嫉妬した女子たちにいじめられて、ついには家がボヤ騒ぎにあった。
誰かが火をつけたのだ。

“別れないとどうなるかわかったでしょ?”

という手紙と共にカッターナイフの刃が靴箱に入れられ、私はとうとう湊くんに

「別れて、もうあなたのこと好きじゃないの」

と冷たく言ってしまった…
あのときのことがずっと湊くんの傷になっていたのかな…
そうだとしたら、すごく申し訳ない…

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