ご主人様の御心のままに (Page 3)

緩くピストンされながら、クリを舐められナカがきゅっと締まる。ぐちゅぐちゅに濡れたナカが締まり、指が出し入れされるたび蜜が飛び散る。

「ああっ、あっ、澪さまぁっ、イっちゃいますっ!あ、だめっ、イク、イッちゃう」

「いいよ、僕の腕の中でイッて」

指先がいい所を擦り、クリを甘噛みされ苦しい位の快感が弾ける。体も頭も痺れさせる快感が背筋を駆けあがった。

「あああんっ!」

指を抜かれるとぷしゃっと潮が吹きこぼれた。何も考えられないまま絶頂の余韻につかる。もうほとんど意味のなくなっていた下着を脚から抜かれ、澪様が衣服を脱いでいく。

勃ちあがる逞しいモノ。欲しがりなナカがまたきゅんと締まる。

「灯が上になってよ。今度は僕の上で乱れて舞ってみせて」

澪様のモノに手を添え、少しづつ腰を下ろしていく。ぴったりと入り口にあてがったところで、じれた澪様に下から突き上げられ、いきなり最奥をえぐられる。

「きゃあんっ、あ、そんなっ、いきなりっ!」

「焦らす灯が悪い。自分でも腰振って淫らだ」

言葉でなぶられて、きゅんっとナカが締まる。澪様の突き上げに自分のいい所に当たるように腰を振る。

自重でいつもは届かないような奥をえぐられて、澪様の形を覚えてぴったりと吸い付くナカ。奥を突かれるたびにぴしゃぴしゃと潮が吹きこぼれる。

「澪様っ、またイッちゃ…あんっ」

くるりと私を抱きかかえたまま正常位に体位を変えられ、更に律動が激しくなる。

「はっ、僕もイクから」

奥をガンガン突かれ、ぎゅうぎゅうナカが締まった。

「あ、ああ、イク!あああっ…」

背を弓なりにそらしたところで、澪様のモノが抜かれ胸に白濁が飛び散る。視界の端で黒い蝶が瞬いた。

*****

「いつまでも拗ねてないで、いい加減顔を見せて欲しいな」

「拗ねてるんじゃありません。羞恥に耐えきれなくて自分でもどんな顔してるか分からず、顔を上げられないだけです」

澪様に腕枕されながら、胸に顔をうずめ動けなくなった。いくら澪様から誘われたとはいえ、これは規約違反ではないだろうか。とか、私ちょろすぎないか。とか、色んな事が脳裏をよぎり、今更どうしようもないことを考える。

鮮明に蘇る先ほどの行為に羞恥が本当に今更沸いてきて、本気でどんな顔してるか分からなかった。
ぐっと無理矢理上を向かされる。

「途方に暮れたみたいな顔してる」

「え?」

「大丈夫だよ。誘ったのは僕だし」

試着の件を断らなかったあたり、私が誘ったと言っても過言ではないだろう。いや、言い出した澪様が先に誘ったともいえるかもしれないけど。

「もう部屋に戻らないと…」

「朝まで腕の中にいてよ。明日は起こさなくていいって言ってるし。今日はこのまま寝ようよ。明日になったらちゃんと言うから」

何をなんて野暮なことはいいっこなし。

「はい、澪様。その御心のままに」

温かい腕の中で瞼を閉じた。

Fin.

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