私がプレゼンいたします (Page 3)

「人肌に近い温度設定、真ん中にある返しの意味は?人肌とあったが、35度設定にした。熱かったり、冷たかったりしないか」

「冬場の使用を想定して、温かい方がリアルでいいと。返しは手が離れたとしても抜け落ちないために。拘束も想定。ほんのりと温かいです」

視線だけで始めろと促され、ほとんど意味がなくなった下着を脱ぎ、スカートをおろした。じんわりと温かいバイブが入り口を少し擦り、ゆっくりと飲み込んでいく。太いバイブを咥え込んだところを見られてる。その倒錯的な状況が身体を熱くさせた。

「はっ、あっ、んっ、んんっ…」

ゆっくり抜き差しを始める。いい所を探して腰が揺れる。不意にいい所に先端が触れる。その感覚だけを頼りに、更に抜き差しを激しくしていく。

「はっん、あ、ああっ!」

スイッチを入れると、思ったよりバイブが不規則に揺れる。

「あ、なにっ、なんか不規則!」

「初期不良だな。後で見直しておく」

「いい、今のままでいいっ」

不規則な振動が逆に今までとは違う快感を生んでいた。そっと手を離す。返しが上手く機能しているのか抜けることはなかった。蜜でどろどろになったクリを擦り上げる。びりびりとした快感でナカがぎゅっと締まる。片手でクリをいじり、空いた手でバイブを抜き差しする。

「あ、イク、あ、あ、ああっ!」

あえて抑えていた声が緩んだ唇から零れ、高い嬌声と共に腰が跳ねる。手が離れてもバイブはナカで動き続け、終わらない快感と深い絶頂の中で意識が途切れた。

*****

目を覚ますとソファーの上で衣服は既に整えられていた。起き上がると同時にパサリと何かが落ちた。

「主任のジャケット?」

「起きたか。もう定時だ」

「え、やだっ!戻らないと」

慌ててヒールを履いて立ち上がる。駆け出した私の手を榊主任が引いた。

「企画課の方には一応貧血で倒れたから寝かせてることにした。いいデータがとれた、感謝してる。ありがとう。礼に食事でもどうだ?俺も今日は定時帰りだ」

「喜んで」

「明日は休日だが、何か予定はあるか?」

「これと言って特には」

「そうか。今から覚悟だけしておけ、今日は寝かさないし、帰さないから」

「え、は、いや、そんな確定事項で言われても!」

異論は認めないとのごとく余裕の笑みで手を離される。

「今日のプレゼンは良かったから、ベッドの上で俺のプレゼンも聞いてほしくなった」

そう言ってふくれっ面した私の頬を甘く撫でた。

Fin.

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