恋愛不感症の私が女性用風俗を利用したら、爽やかイケメンに身も心もトロトロにされて、忘れられない快楽を知りました。 (Page 2)

でも、いざホテルの前まで来たら、再び緊張で固まってしまった…。

そんな私と裏腹に、彼は部屋選びも支払いも慣れた手つきでこなしていく。

「どうぞ」

そう、開いたエレベーターの扉に手を添えて、先に入るように勧められた。

「…ありがとう」

私は、戸惑いつつもそう言って中に入った。

部屋の扉も自然に開けて先に入れてくれた。

お店のマニュアルなのかな…。
でもすごく自然。新人…だよね?

普段からやり慣れてるのかな。
モテそうだもんな。

そう思うと、何故か胸がチクンとした。   

部屋のソファーに座って一息つくと、彼も隣に座った。

改めて、部屋に二人きりなことを実感する。

目が合ってドキッとすると、ふいに彼が口を開いた。

「すぐ終わるから、いくつか質問してもいい?」

そう言われて、一瞬キョトンとしてしまう。

「…うん」

そう返すと、彼は「ありがと」と言って、リュックから手早くバインダーを取り出した。

「ウチのお店は、何で知ってくれたの?」

そう聞かれて、なんかアンケート始まった…。と思って拍子抜けしてしまう。

そうだ。彼は仕事中なんだ。と、現実に引き戻された。

「ネットの紹介サイトみたいなところで…」

そう答えると、淡々とそれをアンケート用紙的なものに記入される。

「風俗を利用したのは…、初めてだよね」

そう言われてコクンと頷くと、サラサラとペンを動かす音が続いた。

「俺を選んでくれたのは、どうして?」

そう聞かれてドキッとした。

「えっと…。歳が近くて、自然に話せそうだから…」

そこまで言って、彼と目が合って、ぶぁっと身体が熱くなった。

「えっと…」

「ふふっ、大丈夫だよ。ありがとう」

そう言って軽く頭を撫でられて、益々身体が熱くなってしまうのを感じた。

「して欲しいこととか、逆にされたくないことはある?」

そう言われて、少しギクッとしてしまう。

「うーん…痛いことは、嫌かも…」

「うん、分かった」

また、ペンを動かす音が聞こえる。

「してほしいことは…」

そこまで言って、やっぱり思いつかなくて目を伏せた。

「…ごめん分からない。私、気持ちいいとか、分からなくて…」

そこまで言って、風俗を利用しておいて今更そんなことを言ってる自分が、滑稽に思えて恥ずかしくなる。

ペンを動かす音だけが聞こえて、困らせたかもと思って、ぎゅっと胸が締め付けられた。

「じゃあ今日、俺が琴乃をめいっぱい気持ちよくするね」

そう言われて、恐る恐る顔を上げるとニッコリ微笑まれて胸が熱くなった。

「言い辛いこと素直に言ってくれてありがとう」

そう言われてそっと抱きしめられて、堪えきれなかった涙が一粒溢れた。

密着した彼の身体から、フワッと香水の香りがした。

知らない香りだ。

今日会ったばかりの人なのに、不思議と安心して身を任せられる。

彼の温もりを感じながら、そんなことを思った。

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