ヤキモチの後、仲直りエッチは玄関にて! (Page 4)

「ッバカ!」

突然叫んだ私にぎょっとした嶺が、少しだけ身体を離して私の顔を見つめる。

怒りで涙腺が決壊した私の視界は滲んでいるが、それでも嶺の顔を睨みつけた。

「そんなのッ私も一緒に決まってんでしょ!?嶺にしか触られたくないって、昔から何回いってきた!?私は今までずっと我慢してきたのに…ッ!」

通う学校こそ違ったが、嶺がとてもモテていることは知っていた。

彼のカフェには今も昔も、彼目当ての女の子がたくさん来ていて、その中で私が選んでもらえるとは思っていなかった。

私を選んでくれた嶺の気持ちを疑いたくなくて、今までどれだけ彼が女の子にいい寄られているのを見ても、何もいわないようにしてきたのに。

――今回、出張を浮気と疑われた瞬間、堪忍袋の緒が切れてしまった。

私は疑わないようにしてきたのに、あんたは簡単に私を疑うわけ?

そう思ったら、もうたまらなかった。

ボロボロ泣き出した私を見て、嶺はそれまでの怒りなんてすっかり忘れたように、おろおろとしだす。

「…ごめん、智世さんのことになると余裕ないんだよ俺。営業の仕事も全然わかんないし…」

「うん…私も、カフェの大変さはあんまりわかってないと思う」

でも、浮気はしていない。

私も、嶺も。

それが確かめ合えただけでも、今回は喧嘩してよかったのかもしれない。

「ごめん」

どちらからともなく謝ると、興ざめとまではいわないけど、なんとなく気恥ずかしくなって、私は中途半端に脱がされた服を胸の前で合わせた。

すると、その手をやんわりと嶺が外す。

「でも、危なかったのは事実だし――だからちょっとお仕置きさせて」

そんなことをいいながら、降ってきたキスはいつもどおり優しいものだった。

*****

「れ、れいッ、もうはなしてよぉ…!」

「だめ、もうちょっと」

私を上がり框(かまち)に横たわらせた嶺は、足首に引っかかっていた下着も、捲り上げていただけのスカートも取っ払って、蜜部に一心不乱に吸い付いていた。

軟体動物のように、舌は筋に沿ってなまめかしく動き、包皮をずり下げられて敏感になったそこを執拗(しつよう)なまでに舐め啜る。

じゅぞぞぞぞッとクリトリスを強く吸われるたびに、私の腰は大きく跳ねた。

「ッはぁ…ずっと、ココの味が恋しかったんだ…」

「だからって…ひぁん!やァッ!いく、いっちゃうぅ…!」

「ん、いいよ…」

舌先がクリトリスを、上から下へと舐めあげる。

その後、軽く歯を立てられ、私はもう何度目になるかわからない絶頂へと至った。

「そろそろ入れてほしいでしょ…でも、まだ駄目。後輩だかなんだか知らないけど、ベタベタ触らせた分、俺も満足するまで触らせてもらうから」

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