突然の診察とその理由 (Page 2)

「やっ、やだ…恥ずかしい…やめてよ…っ」

「おや、ひくひくしてますね。濡れてもいるようです」

にこにこと微笑みながら、彼はちろりと舌を出して触れるように舐めて見せた。

「ああ、ちょっと失礼しますよ。大丈夫、鍵はすでにかけてありますから」

そういうと、彼は私の大切なところを舌でいじくったり、突然感じるところを激しく舐めるといった行為を繰り返してきた。

「あっ、だ、だめっ!そこ、やめれ、っ…!きもち、い!」

大切な部分を彼は激しく弄り回す。そのたびに、私は頭がふっ、と真っ白になる。

「なんで、こんなこと、するのぉ」

私はつい聞いてしまった。すると彼は、無言になり顔を背けながらこう言った。

「…うらやましかった、から」

「うらやましい…?」

*****

「そういうことか。ふふ、すみません、面白くってつい!」

「…お恥ずかしい」

彼いわく、私が子どもと戯れてばかりなのと、最近仕事が忙しかったこともあり二人での時間を過ごすことがなくなっていた。

そんなところで、子どもが私を取り合っているのを見て、焼きもちを焼いたんだ、と。

私は思わず大爆笑。

「や、やめて…くれ…」

けれど笑いが収まることはなかった。加えて、ここまで照れくさそうな表情を浮かべる彼というのも非常に珍しかった。

そんな彼がかわいくてたまらなくて、思わずキスをした。

「そしたら、週末はお休みなんですよね?一緒に過ごしましょ。二人きりで、ね?」

「…」

無言で頷く彼がとてもかわいくて、そんな彼の違う一面が見られて嬉しかった。

そんな一日であった。

Fin.

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