水曜日の午後は休診です

・作

立夏は町の診療所の看護師。ここの先生の諒は腕も良くて、優しくて、イケメンだと患者さんたちに人気。診療所は水曜の午後は休診。人がいなくなった診療所で白衣を脱いだ諒は私を責め立てる。二人きりの診療所で嬌声が止まらないっ!

看護学校を卒業して、町の診療所で働き始めた。看護師は私とパートが一人。後は医療事務が一人と先生の四人だけ。小さな診療所ではあるけれど、次から次へと患者さんが途切れることはない。目が回るほど忙しいわけではないけど、時間を持て余すほど暇でもない。

「さ、今日はこれで終業ですね。お疲れ様でした」

診療所なので9時から12時半、2時から6時までだ。日曜祝日休診、水曜の午後休診。大型連休という言葉を最近思い出した。今日は水曜日、午後は休診だ。

「立夏さんは帰らないんですか?」

「ん?今日は水曜日でカルテの整理と備品のチェックの日だし。お疲れ様です」

「お疲れ様です、また明日」

医療事務の三上さんが帰ったのを見送って、ドアのカギを掛けた。診察室に続くドアを開ける。見ていたカルテを閉じて先生が振り返った。

「ああ、お疲れ様。午後が休診だから、水曜は少し人が多いな」

「先生もお疲れ様です」

ここの医師である諒先生。若くてイケメンで、何より腕もよく、優しい先生は老若男女問わず人気だ。偶におばあさんに拝まれている。患者さんの間ではアイドルだ。

「もう三上さんは帰ったの?」

「はい、さっき」

立ち上がった先生が白衣を脱ぎ、椅子に掛けて点滴用のベッドに座り、隣を叩く。

「おいで」

水曜日の午後は休診。カルテの整理と備品チェックの日で、先生が甘やかしてくれる日。

*****

何度もキスを繰り返しながら、首に腕を絡める。舌を絡めながらナース服のボタンを外される。ベッドに押し倒され、唇が離れた。深いキスの余韻にぼうっとしてしまう。

「先生…」

「んー?こういう時はどう呼ぶって教えたっけ?」

「諒…さん」

ワイシャツを脱いだ諒さんが私のナース服を脱がせると同時にパチンとブラのホックを外し、そのまま脱がされる。期待から乳首はぷくりと存在を主張している。

「もうこんなにはらして、立夏はいやらしいな」

きゅっと軽くつままれ、じんと体に快感が響いて声がこぼれる。

「あっ」

くりくりとこね回され、時々ぎゅっとつままれる。じんじんと痺れるくらいの快感にあられもなく嬌声を上げる。声を上げるたびに諒さんの手はどんどん大胆になっていく。腫れた乳首を軽く舌が掠めた。

「あ、舐めるのだめっ!あっ、んんっ、はあっ!」

「だめ?こんな蕩けた顔して誘ってるのに」

じゅっと強く吸われ、もう片方は爪で軽く引っかかれる。ぞくぞくっと背筋に快感が走る。口の中で飴玉を転がすみたいに巧みに責められ、ときおり甘く噛む。手も休むことなく、責め手を変えてくる。左右の違う刺激に思考がぐちゃぐちゃに乱れる。諒さんの手で開発された乳首は取りこぼすことなく、快感を拾う。

「あっ、もっ、だめっ!イッちゃう、イクのっ!」

イク瞬間独特の強い快感が感度を無理矢理押し上げてくる。

「いいよ、立夏。イッて」

ぎゅぅっと強く抓られて、信じられない位の快感が一気に弾けた。

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