出会い系で出会っちゃった!?

・作

大学生、卒業も間もない俺には一つの悩みがあった。それは、結局童貞を脱出することなく大学生活が終わってしまいそうなことだ。このままではまずいと思った俺は、筆おろしサイトに書き込む。そこで出会った相手は、同じゼミのギャルで――!?

俺は大学4年生にもなって、いまだに初めてを経験できていない。

コンプレックスではあったが、せめて女性と触れ合ったことすらない自分とは卒業したい…。

そう思って俺は「筆おろし専門掲示板」とやらに書き込みをしてみた。

そして、今日。待ち合わせ場所に着くと、その場所にいた存在は紛れもなく大学のゼミが一緒のギャルだった。

(このまま、逃げたい…)

俺は帽子を深く下げ、走って逃げていこうとするも遅かった。

「あ、もしかして掲示板の人ですか?」

スタイルがよく、胸もバレーボールのように大きい、浅川(あさかわ)さん。

俺はつい、こくり、と一つ頷いてしまった。

「やっぱり!じゃ、さっそくホテル行こうよ?待ち遠しい~」

ぐい、とそのまま手を引かれて俺は駅の近くのラブホテルまで彼女と行くことになってしまった。

*****

部屋につき、俺はシャワーを済ませ、帽子を深くかぶってベッドに無言で座っていた。

まさか、出会い系で出会ってしまったのが、あのギャルだっただなんて。

俺は何も言えずに、ただベッドの上で硬直しているだけだった。

すると「スキあり」と浅川さんの声が上から聞こえるとともに、帽子が突然取られた。

「あっ、やっぱり。ゼミ同じだよね」

彼女は俺を見てどう、というリアクションをするわけでもなくにこにこと笑顔で俺に微笑んできた。

「…き、気が付いてたのかよ!?」

「まぁ、なんとなく体格とか声とかで?」

と言うと、浅川さんは俺の目の前でバスローブを脱ぐ。

俺は目をそらしてしまったが、彼女は両手で俺の頬を包み込むようにして、全身を見せびらかすようにした。

「見て?」

「あっ、はっ、はい…」

俺は思わず敬語で返事をしてしまった。浅川さんのつるん、とした肌に桃色のかわいらしい上下の下着。

何より俺の目を引いたのは、2つの大きな球のような胸だった。

「じゃあ、はじめよっか」

*****

ちゅ、ちゅっ。くちゅっ。唇と唇が触れ合う音がホテルの部屋内に響き渡る。

彼女の全身を見ただけで、俺はもうすでに心臓が破裂してしまいそうだった。

抱き合い、口づけを繰り返し。俺のものはどんどんと固くなってくる。

ぎゅっ、と彼女の柔らかい手が下着越しに俺のものを掴んだ。

「じゃ、そろそろこれも脱いで気持ちよくなろっか」

俺は下着を脱ぐ。

浅川さんは俺のほうを見て、「私の下着、脱がしてくれるよね?」と意地悪そうに言った。

*****

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