風呂場情事 (Page 3)
「ひァっ…あんッ…」
いつもと違うやり方に普段より何倍も感じてしまう…。
それに合わせるように水音もだんだんと激しく、いやらしい音に変わる。
「聞こえるか…かなりいやらしい音してる…っ」
「やァっ…聞こえなァっ…んあああッ」
認めたくないほどにぐちゅぐちゅという水音は風呂場内に響き、私が感じていることを嫌でも蓮人に知らせてしまう。
私は恥ずかしくて蓮人の問いかけに首を振った。
「ああッ…また…イッちゃうっ…イッちゃうよォっ」
「今度はっ…一緒に……ッ」
襲い来る絶頂から逃げようとする私の腰を掴み、激しく揺さ振るように腰を強く振る。
蓮人のモノが私の最奥に当たり、私の身体はがくがくと痙攣してしまう。
「あっ…駄目ェっ…そんな…されたらッ…イクっ…も、…駄目っ…やあああッ」
「んっ…うァっっ」
身体を大きく跳ねさせながら、私は2回目の絶頂を迎える。
その締め付けに耐え切れず、蓮人も私の中に熱い欲望を吐き出し、共に絶頂を迎えた。
「はあ…はあっ…」
肩で息をしながら、蓮人は私の身体に付いた精液をシャワーで流し始める。
弱めの勢いでシャワーの水が熱く火照った身体に当たり、少し心地いい。
「んっ…あ…はァ…」
絶頂を迎えた後すぐだからか、シャワーの微かな刺激にさえ私はびくりと身体を反応させてしまう。
「気持ちよかっただろ、風呂場エッチ」
「…腰痛いッ」
顔を赤らめながらむっとする私に蓮人は謝罪の気持ちを込め、優しいキスを一つ落とす。
そしてニヤリと笑うと…。
「…よがってたくせに」
そう、ぽつりと呟いた。
蓮人の言葉を聞いた途端、治まりつつあった熱が再び、私の全身を一気に駆け巡る。
「よがってないもんッ」
「俺、かなり気持ちよかったんだがな…」
そう言いながら私を抱き起こし、背中にシャワーを掛けて私の背中を丁寧に洗い流す。
私は言うと…嫌がっていたくせにすっかり2度も絶頂を迎えてしまったこともあり、蓮人と目を合わせるのが少し恥ずかしい。
「なァ…もう一回やらないか…俺一回だけじゃ足りないし」
「え…」
蓮人の下半身を見ると、もう元気を取り戻した蓮人のモノが映る。
私はそれを見て、また顔を赤くし、俯く。
「な、いいだろ」
蓮人の甘えるような声に私の身体はぴくりと反応する。
蓮人の甘えた声が私にとっては一番の弱点…。
それがわかっているからこそ、蓮人はここぞとばかりに私に甘えているのだ。
「こ…今度はベッドでちゃんとしようね…」
こうなっては仕方がない…と諦めて私は2回目を承諾する。
その瞬間に輝いた蓮人の瞳を見て、今日は寝れないかもしれないと感じた私の予想は、これから待ち受ける長い夜にて現実になった。
Fin.
気持ちよさそ
亜美ぜったい普段からシャワーでしてるよね
さるびあ さん 2020年3月13日