甘い夜の始まり~溺愛エッチで眠れない~ (Page 3)
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ある晩、ライ王が熱を出したと従者たちが慌てているのを目にした。
話によれば、薬を飲むのを拒否しているらしい。
《ライ王寝室》
「陛下!薬も飲まずにこのまま死ぬおつもりですか!!」
「妃よ…このまま私が死ねば、そなたも家族の元へ帰れる…本望ではないか?」
「何をバカなことをおっしゃっているのですか!陛下も私の家族でしょう!薬も飲まず弱っているからそんな考えが頭をよぎるのです!」
「薬は信用できない…」
「私の国は交易が盛んですが、同じくらい発達しているのが医学です。私は薬学を学びました。薬草も豊富で、この薬は私が調合して作ったものです。つべこべ言わず飲むのです!」
私は薬と水を自らの口に含むと、そのままライ王に口移しで飲ませた。
ゴクンと王様の喉が鳴った。
「これで、明日にはよくなります。側にずっと付いていますから、安心して眠ってくださいませ」
ライ王は何か言いたげだったが、私が手を握るとそのまま眠りについた。
少しずつ愛されていく様子がおお気に入りです!
この2人のその後の様子も見たいです!
❤︎ さん 2021年3月2日