数年前にケンカ別れをした彼と、同窓会で再会。私のことなんてもう忘れていると思ったのに、目が合った彼は… (Page 3)
「あっ…、湊くん、ああっ…」
同窓会を抜け出した私たちは、湊くんが引っ越してきたばかりのマンションへとやって来た。
一歩足を踏み入れた途端、湊くんは我慢できなくなったように私を押し倒し、私もそうされることを望んでいた。
「あ、あぁっ…」
湊くんは私の両脚を担ぐように持つと、クリトリスを舌で転がした。
時折強く吸われるたびにいやらしい音がして、私の身体が弓なりになる。
「ん、あぁ…ああっ」
「柚子、気持ちいい?」
「うん…、おかしくなっちゃいそう…」
湊くんは私の内股にキスマークをいくつもつけると、あそこに指を這わせて激しく動かす。
私は湊くんと別れて以来、キスもセックスも誰ともしていなかった。
久しぶりに好きな人に触られる身体はとても敏感になっていて、短い間に何度もイッてしまう。
「あっ…、もう、湊くんが、欲しいよ…」
「ん、俺も柚子の中に入りたい」
彼がコンドームをつけている間、私は脚を開いて、自分の秘口を指で広げる。
湊くんは釘付けになったようにそこを凝視した後、傷つけないようにそっと入ってきた。
「あっ…ああああっ!!」
びくんっと身体が跳ね上がり、湊くんを抱きしめる手に力が入る。
入れただけで絶頂に達するなんて、思いもしなかった。
「柚子、いっぱい感じてるんだね」
湊くんが腰を打ち付けるたびに、大きなモノが気持ちよい場所に当たる。
「あっ、あっ、あっ…」
私の中が彼を強く締め付けると、湊くんも低く呻いて、腰の動きを早めた。
「柚子、柚子…」
名前を囁かれ、耳たぶを甘噛みされるのも、昔のままだった。
何もかもが懐かしく、私は湊くんの顔を両手で触りながら「好き、好き」と繰り返す。
「湊くん、好き、好き…あっ…ああっ!」
「俺も、柚子が好きだよ…もう離さない」
その言葉を、ずっと待っていた。
何年も、何年も。
私は再び溢れた涙を拭うこともせず、湊くんと唇を重ねた。
Fin.
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