失恋して落ち込む私をいきなり押し倒す部長「俺が慰めてやるよ…」

・作

出社前に見た彼からの「別れよう」メール。パニック状態で選んだスカートは、ちょっとエッチなフレアスカート。華やかな印象のためか商談は大成功!なのに、部長に別室へ呼び出されてしまう私。怒られると思っていたら、いきなり熱いディープキス!?「ずっとこうしたかった」って…誰か、助けてっ!

「別れよう。好きな子ができた」

出社前のバタバタな朝。

スマホの通知を見て、ショックを受けた。

別れのメールが来たのは、深夜2時だったみたい。

全然気が付かなかった。

きっと私が「別れたくない!」と駄々をこねると予想して、わざと深夜に送ったんだ。

ずっと一緒にいるって約束したのに…なんで…?

「はっ…もうこんな時間!遅刻しちゃう!」

彼氏…いや、元彼の作戦は大成功だ。

メールも電話もできるはずもなく、かろうじてメイクとヘアセットをした。

服も頭が回らなくて、クローゼットの一番手前にあったスカートを引っ張り出して履いた。

今日は大事な商談日だ。

憂鬱だけど、私が休むわけにはいかない。

*****

「それでは今後ともよろしくお願いいたします」

ふう、と一息付けたのは、大切な商談を終えた午後6時だった。

「如月!」

後ろから声をかけられて立ち止まる。

「厄介な案件だったが…無事に契約がとれた。これも如月のお陰だ」

話しかけてきたのは、私より一回り上の部長だ。

仕事ができるのはもちろん、人望もあり、30代にして部長に昇進するほどのマネジメント能力をもつ部長。

私の最も尊敬する人だ。

「そんな。部長、大げさですよ」

「大げさなんかじゃないよ。結局のところ人は見た目が大事なんだよ。特にビジネスではな。今日の如月の華やかな印象が決め手になったと思うぞ。今日の服、すごくいい」

「え?よかったです…実はいろいろあって。プライベートの服選んじゃったんです。でも結果的に成功してよかった」

「いろいろって…何かあったのか?」

「彼氏と別れちゃって。しかもいきなりですよ?…ってもう過去のことはいいんです!部長、誰かいい人紹介してください!なんちゃって」

「…」

「部長?どうしたんですか?」

「如月、ちょっと来てくれるか?」

「…え?」

*****

部長に呼び出されたのは、誰もいない会議室だった。

社員はすでに退社して、私たちしかいない。

部長は私が部屋に入るや否や、内側から鍵をかけ、電気を消した。

そして…。

「きゃっ!何するんですか!」

なんと、後ろから抱きしめてきたのだ。

「今日のスカート、すごく刺激的だったよ。もう我慢できない」

「や、やめてください!」

私は壁際の簡易的なソファに仰向けに押し倒され、両腕をつかまれてしまった。

「やめてください!そんな部長嫌いです!」

「口をキスでふさがれ、何もしゃべれなくなってしまった。もちろん、大声を出すこともできない。

それどころか、部長は舌を強引に入れてきてとても苦しく、息をするのがやっとだった。

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