疲れた私に彼がマッサージ…のはずが、マッサージ機を敏感な部分にあてられて…
仕事で疲れた脚を、彼がマッサージ機でもみほぐしてくれる。すごくいい気持ちだけど、だんだん別の気持ちよさを感じてきてしまう。恥ずかしいけど、もっとちゃんとあててほしい…いつの間にか腰が揺れていて…。
「疲れたああ……」
美咲が勢いよくベッドに飛び込むと、それを見ていた達也が笑った。
金曜日の夜、一週間ぶりに会った二人は、達也の部屋にいた。
美咲が疲れすぎていて、外で食事をするような気分にもならなかったのだ。
「お疲れ、本当に疲れてそうだな」
「今週は本当やばかったよ……」
美咲は販売の仕事で、基本的には一日中立ちっぱなしだ。
特に今週は忙しく、残業ばかりだった。脚がぱんぱんで、もう立っていることもつらいレベルだった。
「マッサージするよ」
ベッドに横たわる美咲に、達也が優しく声をかける。その手には、マッサージ機があった。
スイッチを押すとぐるんぐるんと先端が回るタイプの、小さいけれど単に揺れるだけではない、もみほぐすタイプのマッサージ機だ。
達也がベッドに腰掛けると、ぎし、と小さくマットレスが揺れる。
暖かい達也の掌がふくらはぎに触れると、美咲はそのまま目を閉じた。
うつ伏せになっている美咲の脚をゆっくりと達也の手がもみ、それからマッサージ機があてられる。
「きもちいいー…」
惚けた美咲の声に達也は笑った。
足首からふくらはぎを通り、太ももの上の方までマッサージ機はゆっくりと動いていく。
じんわりと脚が熱を持ち、下半身の血流がよくなっていくのを美咲は感じた。
ぽかぽかして、脚が軽くなる。
ヴヴヴ、と低い機械音が部屋に響いていた。
「もうちょっと開いて」
気持ちよさにぼんやりとした美咲に、達也はそう言って脚を開かせる。
軽く開いていた脚が45度ほどに広げられ、またマッサージ機がゆっくりと動く。
先ほどよりも内側の太ももがもみほぐされていく。
気持ちがいい。
疲れた脚がどんどんほぐれていく気持ちよさと、そして。
「んっ……」
太ももの上まで上がってくるマッサージ機が、きわどい部分を刺激する。
思わず美咲は小さく声を上げたが、マッサージ機の音のせいか、達也は特に気がつかなかったようだ。
マッサージ機はまたゆっくりと膝の方まで動き、また太ももをたどる。
脚が広げられたせいで股のあたりまでマッサージ機があたり、その振動がじんわりと、別の気持ちよさを連れてくる。
それを何度も繰り返されて、いつの間にか美咲は声を耐えながら身体を震わせていた。
「ん、っ、は…っ」
気のせいか、先ほどよりも刺激が強くなったように感じてくる。
太ももの間まできたマッサージ機が音を立てて股の間を刺激すると、甘い快感に腰が揺れる。
もっとしっかりあててもらいたくて、そっと腰がそちらに動くと、まるで逃げるようにマッサージ機はひざの方へと動いて行ってしまう。
美咲はいつの間にか、自分で脚をさらに開いていた。
うつ伏せのまま脚が60度ほど開き、腰が淫らに揺れる。
こんな風に使うものじゃないはずなのに、その揺れる刺激が美咲の身体をどんどん熱くほてらせた。
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