君をいじめたい、ずっと、ずっと… (Page 5)
彼はピストン運動をさらに速めた。
「美冬…美冬…俺のモノになる…?」
何も考えられなくなって叫んだ。
「なる…桜井の…アンッ…義彦のモノになる…だから…もっと…もっとシテ…!」
義彦は激しく動きながら、私の肩を両手で押さえつけた。
「嬉しい…美冬…出すよっ!」
熱い熱い液体が勢いよく放たれた。
それを膣奥でビクッビクッと受け止めながら、私もイッた。
今まで味わったことのないほどの、深いエクスタシーだった。
義彦はすぐにはペニスを抜かなかった。
ナカに入ったまま、グチャグチャの感触を味わっていた。
すると、また大きくなってしまった。
ぐったりした私を、それから何度も何度も犯し続けた。
意識を失いかけながら、私は何度も聞いた。
「こうやって美冬をいじめたかった…」
*****
2日後に、旦那から電話があった。
「本当に俺が悪かった。帰ってきてくれ」
それを聞いてもなぜかすっきりした気持ちにはなれなかった。
気が重いままだったが、うちに帰るねと桜井に話した。
すると桜井は真顔で言った。
「俺のモノになる、って言ってくれたのに?」
泣きそうな気持ちで黙っていると、彼は笑った。
「ま~た島崎のこといじめちゃったよ、ゴメン!幸せにな!」
その笑顔は優しく、そして悲しそうだった。
それを見たとき、心が決まった。
「旦那の顔を見てきます。自分の気持ちが整理できたら、こちらに戻ってきます。もし義彦が待ってくれるなら」
彼は私をぎゅっと抱きしめて、囁いた。
「これからもずっと美冬をいじめたい…ずっと愛したい…だから待ってるよ」
Fin.
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