鬼上司をおっぱいでしつけてみた話 (Page 2)

なんだか嫌な予感がして、私はベッドの上に膝をついて真上から鬼島の顔をのぞき込んだ。ちゃんと呼吸はしている。

私はほっとしてその姿勢のまま再度鬼島に呼びかけた。

「ん、うーん…」

鬼島はぼんやりと目を開けた。そしてゆっくりと私のバストに手を伸ばしてきた。

「おっぱいが…ある」

私は思わず固まってしまった。確かに私のバストは豊満な方だ。

下着やブラウスの種類を工夫して目立たないように気をつけているが、チラチラと男性の視線を感じることはある。鬼島からの視線は無かったように思っていたが…

「夢か…。それなら揉んでもいいよな?」

「え?」

驚いて言葉が出てくる前に、彼は私の胸を思い切り鷲掴みにした。

「柔らかい…」

鬼島の声は子供のように無邪気だった。その様子になんだかほだされてしまった私はしばらく服の上から胸をもまれていた。その手つきは柔らかく優しいものだったのでついされるがままになってしまっていた。やがてその手がブラウスのボタンに伸びてきたとき、さすがにまずいと感じて声を上げた。

「わ…ちょっと!しっかりしてください!」

私が身を捩って抵抗するとやっと我に返ったらしい。自分の手を見て不思議そうな顔をした後、私を見上げた。

「高階?なんでここにいるんだ?」

「なかなかオフィスに来ないから起こしにきたんですよ」

鬼島はしばらく考え込む仕草をした後、ああ、と言った。

「そういえば仮眠を取るつもりだったんだった…あ…」

鬼島はふと彼自身の下半身に目を向けた。彼のズボンの股間部分が盛り上がっているのに気がつく。

気まずい沈黙が流れる。

「これは違うんだ。不可抗力というやつで…」

鬼島は必死に弁解し始めた。

「分かってます。じゃあその、私はこれで」

私は外れてしまっていたブラウスの第二ボタンを留め直し、退散しようと身体を起こした。

「待ってくれ」

鬼島の声に顔を上げると、彼も上半身を起こしてこちらを見ていた。その目は私の胸を凝視している。私は反射的に両手で胸を隠した。

「触らせてくれ」

「ええ…」

これがあの仕事の鬼だろうか。まさかおっぱいに弱いとは!私は驚きながら色々と考えを巡らせていた。

(この人を制御することができたら、仕事ももう少しやりやすくなるのかな?でも、そんな身体を売るような真似は…)

鬼島はすがるような目で私を見ていた。

「分かりました。絶対に胸だけですよ?」

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