兄のあたたかい手に導かれて… (Page 5)

「アンッ…お兄ちゃん…キモチいいっ…!」

指がアソコの中を出入りするたびに、私の感覚は研ぎ澄まされていった。
ナカの壁が指に絡みつくのがわかる。

「玲奈のナカ…すごくいいよ…」

指の動きはどんどん激しくなり、いやらしい音も大きくなっていった。
ナカをグチャグチャとかき回し、愛液をかき出すように前後にも動いた。
指はリズミカルにナカを突き始め、たまらなくなって私は腰を浮かせた。

「アアッ…キモチいいよっ…!」

兄は指を動かし続けながら、またクリトリスを激しく舐め始めた。
その瞬間、強烈な快感が走り、また意識がとんでしまった。

意識が戻ると、兄は優しく微笑んでいた。

「玲奈が気持ちよくなってくれて、嬉しいよ」

でも私は黙っていた。
こんなことを言ってはいけないだろうか…。

「お兄ちゃん…の…は…挿れない…の…?」

兄は少し驚いた顔をしたが、優しく言った。

「大切な玲奈に…痛い思いをさせたくないよ…それに初めてが兄なんて…ね?」

急に寂しくなって涙がこぼれてきた。

「玲奈は…そんな簡単な気持ちじゃないよっ…!?」

兄は少し考えていたが、やがて起き上がった。
ズボンを脱ぎ、トランクスを脱いだ。
初めて見るソレは、びっくりするほど大きくそそり勃っていた。

「玲奈…今日はゴムがないから…少し挿れるだけだよ?」

私はうなずいた。

アソコの入り口のヌルヌルに何度もあてがい、ソレは侵入してきた。

痛い…!

でも、こらえた。
これを乗り越えれば、兄と一つになれる。

ソレは、ゆっくりゆっくり入ってくる。
私はできるだけ力を抜いた。

兄はいちばん奥まで入ってくると、動きを止めた。
それから私を強く抱きしめて、囁いた。

「玲奈、愛してる」

「私も、愛してる」

私たちはまたむさぼるようなキスをした。
アソコの痛みはだんだん薄れ、兄のモノに支配されている、という喜びにどんどん気持ちよくなっていった。

「お兄ちゃん…気持ちいい…ゴム買ってきたら…明日はもっともっとしてね…」

兄は微笑んでうなずいた。

私はもう一生男性恐怖症でもかまわない。
お兄ちゃんさえいてくれれば、何もいらない。

Fin.

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