酔っ払った彼氏を介抱していたら…

・作

OLをしている花乃(かの)は、同じ職場に勤務しているカオルと交際している。ある日、職場で飲み会が開催され、酒が強くないカオルはビール缶1本で酔いつぶれてしまう。なんとかタクシーで自宅のマンションまで帰ってきたものの、ソファにカオルを寝かせると抱き寄せられ…。

「カオルくん、大丈夫?」

「ん…ダメかも…」

恋人のカオルくんはそう言うと、自分の額に右手を置いて呻く。

お酒が強くないくせに、職場の飲み会でビールを飲んでしまったのだ。

「たった1本しか飲んでないのに、本当に弱いよね」

「少しなら大丈夫だと思ったんだけど、やっぱりダメだったな…」

飲み会で隣に座っていた私は、酔いの回った彼にすぐ気づいた。

お水の入ったコップを差し出すと、彼は少しずつそれを飲む。

大きな喉仏がゆっくりと上下に動き、ちょっとドキッとした。

ソファベッドに横たわる彼が急に愛おしくなって、私はその唇にキスをする。

「ん…」

「ゆっくり休んで、落ち着いたら部屋に移動すればいいよ」

私が立ち上がろうとすると、急にカオルくんに腕を掴まれた。

「わぁっ!」

そのまま抱き寄せられて、私は勢いよく彼の身体の上にのってしまう。

「ごめん!大丈夫?」

しかし、彼は何も答えず、私の後頭部を押さえてキスをした。

「んぅ…」

舌と舌を絡めあう、濃厚なキスだった。

ふたりともお酒を飲んできたので、少しアルコールの匂いがする。

「カオルくん…」

「花乃、上に乗って」

「え?」

驚く間もなく、私は彼の上に乗る形で抱きしめられる。

彼がキスをしながら、私のお尻を撫で、指が下着の中に侵入する。

「あ、ダメ…」

「花乃、すごく濡れてる……」

カオルくんが指の動きを早めると、確かに私の中に滑らかに入ってきた。

「いや…あんっ!」

私が小さく喘ぐたびに、カオルくんは強い刺激を与えてくる。

私は彼にしがみついて、胸元に顔を埋めて声を押し殺した。

「ん、んぅっ…んぅ…」

「声、我慢しないで」

カオルくんは人差し指と中指を器用に動かして、ますます気持ちよくしてくれる。

「ん…気持ちいい…」

彼の耳元で囁くと、カオルくんにも火がついたようで、今度は私の体が下になった。

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