若頭の指は甘くてズルイ~絶倫すぎる夜に堕ちていく~ (Page 3)

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すっかりのぼせてしまい、またしても大和さんにお姫様抱っこされることになってしまった。

「無理させちゃって、ごめんね」

本当に申し訳なさそうに謝ってる姿が、なんだか可愛くて、簡単に許せてしまうから不思議だ。

落ち着いた頃に、遅めの夕飯をご馳走になりながら、唯一の身内である祖父を亡くしたこと、アパートが取り壊しになって住む家を失くしたこと、仕事も見つからず空腹で道端に倒れていた経緯などを話した。

「大変だったね…これから行く当てもないんでしょ?だったら、僕の家で住み込みで働かない?」

「えっ?」

「僕専用のお世話係になってよ。お給料もちゃんと出すし。椿さえよければだけど…衣食住に困らない上に、お給料も貰えるよ?いい話だと思うけどな…」

私にとっては、この上ない話しだ。

でも、初対面の私にこんな好待遇…どうして?

「警戒するのも仕方ないよね…でも、僕は椿との出会いを運命だと思ってる。今日でさよなら、なんてしたくないんだ」

大和さんの真っ直ぐな視線に射抜かれて、私は今まで感じたことのない胸の鼓動を感じた。

「私こそ、よろしくお願いしますっ!!!」

それから、私は大和さん専用のお世話係に任命されたのだった。

お屋敷には元々、たくさんのメイドさんがいて私のお仕事と言えば、在宅の大和さんにコーヒーや紅茶を淹れたり、マッサージをしたりと、簡単なことばかりで、ほとんど仕事をしていないようなものだ。

「大和さん…何かほかにお仕事ありませんか?これじゃ、まるで給料泥棒みたいで申し訳ないです…」

「ん~そうだね…じゃぁ、お願いしようかな?」

少し考えてから、大和さんは、背中を流すようにと言ってきた。

それは、大和さんの服を脱がすことから始まった。

男性の服を脱がすなんて初めてのことで、緊張で手が震えてしまう。

シャツのボタンを外していくたびに、大和さんの逞しい胸板と白い肌が見えて、初日のお風呂場でのことがフラッシュバックして、恥ずかしくて堪らない。

「脱がすだけで、顔を真っ赤にさせて可愛すぎ。下も全部、椿が脱がすんだよ」

「っ!…はぃ」

仕事を頼んだのは私だから、断れない。

大和さんの前に膝立ちになり、ベルトを外し、ズボンのチャックを下ろす。

黒のボクサーパンツの膨らみを見ないように、サッと脱がした。

「ふふふ…よくできました」

こんな恥ずかしいことをさせられているのに、頭をポンポンとされながら褒められると、嬉しいと感じてしまうのだから、私はおかしくなってしまったのかもしれない…。

そして、大和さんの背中を見て私は驚愕した…。

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