予知夢?エッチな夢に出てきた彼は…お隣さん?!
ドカッ!空室のはずの隣の部屋で大きな音が響き、私はエッチな夢から覚めた。隣は引っ越してきたものの、住人とは顔を合わせたことがない。1ヶ月後、私の元に届いた小包はよく見れば隣人の氏名が…荷物を届けたはいいが、ひょんなことから食事に誘われ、私の奇行で彼に…。
『ゃ…ゃん…ィってる…か、ら…くっ…また…ぃ…ちゃ…ぅ…い、くっっ…ぃグっーーー』
『イケよ、俺もイくから口を開けろ』
(あ、これ夢だ…)
休日、惰眠を貪っているキヨは目覚める前、夢の中の自分を眺めていた。
(どんだけ、欲求不満なんだ?彼氏と別れて…1年近くか…シテないの…)
『イくっーーー…!!』
『くっ…こぼさず飲み込めよ』
男はキヨの蜜口から逞しい幹をズルリと引き抜き、口元に持っていくと手でしごく。
ドピュッと吐き出されたとき、ドカッと隣の空き家から音が響き、ビクリとキヨは夢から目が覚める。
何事かとベランダに出て隣をうかがう。
換気のため窓が空いてるらしく、ドガッガサッと荷物を運ぶ複数の人の気配と話し声。
(隣に引っ越して来たんだ…)
先程までのエッチな夢のことなど忘れ、キヨは空室だった隣に入居者が来たことを知った。
*****
ガチャリ…。
「すみません。こちらうっかり確認せず受け取ってしまって…」
隣の入居者とは、引っ越しの日から1ヶ月後の今日まで、顔を合わせることはなかった。
引っ越しの挨拶は時間帯が合わなかったのか管理人から連絡が入り受け取り、ドアのポスト口にお礼の手紙を入れただけで済ませた。
「あ、はじめまして。大丈夫です。どうせ田舎で採れた野菜と食料品だから」
グゥーゥゥ…。
部屋の中から美味しそうな匂いがして、仕事帰りに慌てて隣に来たキヨは、自分の腹の音を聞き顔を赤らめる。
「…多く作り過ぎたから、引っ越し祝いを兼ねて食事してくれませんか?」
その笑顔にキュンとなったがそれより腹の虫が勝ち、彼の誘いに乗った。
乗ったはいいが、彼がキヨに乗っていいとは許可しなかったはず…。
「ぁんっ、は…げしっ…んっぁぁ…そこ…グ、リグリ…しちゃ…ゃ…」
「ここか、わかった。もっとグリグリしてやるからいい声聞かせてくれよ」
「ゃ…ィヤ…ダ、メ…」
アキラの実家から届いた日持ちのするお惣菜と彼の作ったビーフシチュー、明日は休日だからと赤ワインを飲みながらキヨはお腹を満たした。
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