目覚めると裸で縛られていた私 (Page 2)

ざらざらとした天井は太一の指の刺激を受け、熱く腫れ上がる。

「ああっ…んんあっ…ひああッ」

「くくっ、まじで淫乱だよな、なずなって…」

淫乱と言う言葉が頭の中でこだまする。

自分にはそこまで性欲はない…。

むしろ太一が毎日迫るだけ。

そう思っていた私は自分が淫乱と言われただけで恥ずかしくなってしまう。

「もうそろそろ、またイッちまうんじゃねェか」

「やッ…いや…何か…変っ」

いつもの絶頂とは違う、何かが溢れてしまいそうな感覚に私は恐怖を覚え、首を横に振った。

だけど、太一の指はいまだ執拗に私の天井を刺激する。

「太一ッ…や、やァ…っ怖い…ッ」

ガクガクと体を震わせ、太一に制止を懇願したけど、太一はにやりと笑うだけでやめようとはしてくれない。

これから起こることが何なのかもわからず、私はただ襲いくる恐怖を待つしかない。

「ああっ…で…出ちゃうッ…嫌ァアッ」

突如、体の中から沸き上がる何か…。

勢いは止まらず、私の絶頂と同時に太一がタイミングよく指を抜くと、それは勢いよく膣口から飛び出した。

「くくっ…潮、吹いちゃったなァ」

「ッ…」

勢いの止まらなかった液体は太一の顔に降り掛かり、太一はそれを舌で舐めながら笑う。

まるで尿を漏らしたような感覚に私は羞恥で今にも死んでしまいたいぐらいで、泣きそうになる。

「さァて…それじゃあ俺もそろそろ、気持ちよくさせてもらうかな」

「…っ…早く…来てェ…」

潮を吹いたことが余程恥ずかしかったのか、それとも我慢の限界だったのか…。

私は太一を求め、太一はそれに満足したのか、やっと私の膣口へと自身のモノを挿入する。

「ッああ…熱…んああッ…」

「ッ…さすがに…締まる、な…っ」

二度絶頂を迎えた私の膣口はいつもより締まりがいい。

絡みついた襞は太一のモノから離れようとはせず、ぎゅうぎゅうと太一のモノを締め付けた。

「ひああっ…あッ…んあっ…」

激しく腰を振る太一に合わせるように腰を浮かせ、私の腰も自然と動いてしまう。

肌と肌とがぶつかる音が室内に響き、時折縄が食い込む音も私たちの耳に届く。

「んッ…は…っ…ああんッ…」

「ッは……やべ、もうイッちまいそう…」

熱く締めつけるたび、太一の顔が歪む。

太一は抉るように私の襞を掻き分け、何度も挿入を繰り返し、互いの絶頂が早まる。

「んあっ…駄目ッ…イク…っ…ふあああッ」

「っ…は、出る…ッ」

太一が力の限り私の中へ自身のモノを打ち込むと、途端に頭が真っ白になる。

その瞬間、太一は大量の精子を私の中へと放って達し、私もまたそれを受け止めるようにして達した。

「っ…はあ…は…あ…」

びくびくといまだ膣口は開閉し、太一の精子を呑み込むようにして脈打つ。

太一はその様子を楽しそうに眺めながら呼吸を整えた。

「へへ…まだまだ、足んねェだろ」

二人の夜にまだ終わりは来ない…。

Fin.