ドMがだだ漏れだ~社長と朝まで絶頂LOVE (Page 2)
「私はドSの性質でね…高橋くんみたいな子はたまらないよ…君のシャツを引きちぎり、ブラも剥ぎ取って、硬く尖った乳首をしゃぶりつくしたいくらいだ…」
耳元で囁かれる悪魔的な誘惑の甘い言葉は、低音の社長の声とよく合っていて、まるで耳から脳ミソを直接犯されているような気持ちになった。
私は思わず、ぎゅうと社長にしがみつく。
「ずっと…隠してきたのに……こんな変態女…社長も幻滅されたでしょう?」
「幻滅どころか…もっと君の変態な一面を見たくてたまらないんだが」
「えっ…」
「クールな澄ました顔もいいが…欲望に溺れて歪んだ君の顔の方がより魅力的だ。まっ、暗くてよく見えないのが残念だけどね」
「社長…初めてです…私の性癖を知っても魅力的だと言ってくれた人は……」
私は、たくましい胸に顔を埋めて、泣いているのを必死に隠した。
*****
今までの恋愛は、自分のドM過ぎる性癖が原因で振られてばかりだった。
見た目のイメージと違い過ぎてがっかりだとか、ドSキャラだと思っていたのに騙されたとか、こんな変態には付き合いきれないとか…散々な別れ方ばかりだ。
ごく稀に、私の性癖を受け入れてくれる人が現れても、ノーマルなセックスでは私の欲求は満たされず結局、別れることになった。
そんな自分が嫌になって、必死に性癖がバレないように隠し続けてきたのだ。
それが、まさか社長に見破られてしまうなんて…。
しかも、私の欲望を満たしてくれる責め方に身悶えてしまう。
憧れだと思っていた感情が、恋だったのだと、抱き締められて初めて気が付いた。
「社長…私……あなたのことが大好きみたいです。社長にいっぱいイジメてほしい…」
「ふふ…素直な変態は私も大好きさ。ただ、あんまり可愛いことを言って煽らないでくれ…抑えが効かなくなりそうだ」
社長の指が、濡れたままの秘部にヌチャっとイヤラシイ音を立てて侵入し、ゆるいピストンを開始させた。
「はぅう…んぁあ」
指の動きは徐々に激しさを増し、一気に絶頂へと追い詰められる。
「ほら、エレベーターで無理やり痴漢されてイッてしまうんだ」
耳元で響く卑猥な言葉に、膣が激しく反応し収縮する。
「あっあっあっ…イッちゃう…社長に痴漢されてるのにイッちゃうのぉ!!!」
ビクンビクンと背中をしならせ、私は快感の渦に飲み込まれた。
「今すぐにでも、君の中で暴れたいところだが、どうやら、エレベーターも復旧したようだ」
ぱっと照明が点くと、緊急用のインターホンから警備員の人の慌てた声が聞こえてきた。
「そんな、残念そうな顔をするな…私だって今夜君を帰すつもりはないさ」
「そんな…顔…してません」
自分がどんな瞳で社長を見ていたのかと思うと、恥ずかしくて、慌てて視線をそらした。
「またそんな嘘をついて、本当は、明るくなったエレベーター内で続きをしてほしいのだろう?警備員に見られながら…」
社長の言葉は、私をじわじわと追い詰める。
精神から犯されていくようだ…。
「さすがに私は、君の乱れた姿を他の男に見せる趣味は持ち合わせてないんでね…残念かもしれないが、私のマンションでゆっくりと楽しませてもらうよ」
「社長!からかわないでくださいっ」
私は乱れたスーツをテキパキと直し、何事もなかったかのような顔でエレベーターを降りた。
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