金夜で疲れていただけなんだからね! (Page 2)
「ヤッ!あ……ッ」
「……前にも言ったけれど、私、する方がイイみたいなのよ……」
右手はそのままで、左手が腰から下の方へ移動する。左手で秘部へ愛撫されると、より一層秘部から溢れてきた。
さっきまで鳥肌立たせて無愛想だったレカちゃんも、今度は欲に溺れた顔をして、トロンとしていた。でもたぶん、今の私の方がもっととろけた顔をしている。
「あ、や、あ……ッ」
「……ご主人様、って、いってみないの?」
「や、だれが、アンタに……ッ」
「そういえば、OLのコスプレしてるけど、役職とか考えてなかったわね」
「やぁあ……ッ!」
「これじゃいつもと同じエッチね」
話しながらも下を愛撫する手は止めてもらえず、私はいきそうになった。いきそうになった瞬間に、急に手を止められた。
「え、や、なんでぇ……」
「折角なんだからさ、ね」
「……ううう~~……ッ」
「……」
「……お願いします、ご主人様」
「……あまりそそられないわね、そのセリフ」
「はぁ!?」
「OLコスプレでご主人様とか言われても……」
「あ……ッ!」
そそられないとは言いつつも、ちゃんと例の言葉を口にしたら、下への愛撫が再開された。
秘部を広げられて、閉じられて、なぞられて。さっきと同じくらい溢れてくると、またさっきと同じ律動が再開された。
「あ、や、も、いきそ……ッ」
「ん、アスイ……」
キスされながら愛撫されて私はそのままいってしまった……。
*****
翌朝。レカちゃんより先に目覚めた土曜日の朝。
昨夜の私はなんであんなことをしたんだろうと頭を抱えた。金曜の夜だったし仕事の疲れだと自分に言い聞かせ、レカちゃんが起きる前に朝ご飯を作ってあげることにした。
Fin.
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