その指に狂い咲く (Page 5)
バチュンバチュン。
ズチュズチュズチュズチュ。
粘着質な音が部屋に響き渡る。
肌と肌とがぶつかり、互いの泡立った愛液が奏でる官能の演奏。
耳まで犯されてるようで、身体中が性感帯になってしまった。
指でほぐされたお尻は、次の獲物を今か今かと待ち構えている。
「春ちゃん、入れるけぇ」
その言葉を合図に、萎えることをしらない史郎さんのモノが、ゆっくりと挿入された。
「あっ…あ…ぁあ…はっぁあああんっ!!…何…これ…しゅごいのぉ…ひぃいん…あんあんあんあんっ」
こんなに気持ちいいなんて、知らなかった。
お尻が熱くて焼けてしまいそうなのに、史郎さんに突かれるたびに、甘く蕩けてしまう。
「史郎さぁん…お尻でイッチャうぅ…ひぃいあ…ぁあんはぅうう…んああ…あんあんあん…イクイクイクぅ!!」
「あぁ…ワシも!」
私は、お尻で熱い精液を受け止めながら、絶頂を迎え意識を手放した。
*****
下半身に甘い熱を感じ、目を覚ますと、史郎さんのモノが入っていた。
「あぁんっ…史郎さっん…んん…ふぁあん」
「春ちゃんが可愛すぎて…つい」
イタズラがバレた子供みたいに、史郎さんはバツの悪そうな顔をしている。
でも、ピストンは止めない。
「いつでも…いっぱいシテ?」
私は、そんな史郎さんをいとおしく感じ受け入れる。
「春ちゃんっ!」
腰の動きは激しさを増し、中の質量もグンと増した。
「ひゃぁあ!おっきいのぉ…はっぁあああん」
こうして目覚めのセックスが済むと、いつものように史郎さんは、畑仕事に向かう。
そのタフさに感心してしまうばかりだ。
そしてまた、お昼時間になり、私が台所で昼食の準備をしていると、後ろから史郎さんに胸を揉みしだかれた。
「んっ…史郎さっ…包丁…危ないからぁ…あっん」
「下着も着けんと…乳首が立ってきちょるのがすぐわかるけぇ…いつでもシテいいんじゃろ?」
意地悪な言葉と、少し手荒い愛撫に、私も瞬時にエッチなモードに切り替わる。
お尻を史郎さんの反応している下半身に擦りつけて、おねだりをする。
「どこに欲しいんか?」
「どっちにもシテ?」
「イヤラシイ女じゃ…」
史郎さんは、私の望み通り前も後ろもぐちゃぐちゃに犯してくれる。
そうやって私たちの性にまみれた1日が過ぎていく。
もう、史郎さんの指なしじゃ生きていけない…。
私は、史郎さんの元に嫁ぐことにした。
だって…この指は誰にも渡さない、私だけのモノだから。
Fin.
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