刺激的な夏の思い出 (Page 2)

「ねぇ、あっちにおもしろい浮き輪があったからさ、泳ぎに行ってみない?」

本当はあまり日焼けしたくないんだけど…今日だけはいいかな。

「いいねぇ、行こ行こ!」

浮き輪レンタルには様々な種類が並べられていたが、中でも一際大きなものが目に付いた。

「これ、カップル限定なんだって。2人で一緒に中入れるの」

やべーよな、裸で密着とか、俺大丈夫かなー、ははっ。

コウキは続けて何か言っていたが、私はあまり聞いていなかった。

私にもわかる。
これがどれだけ刺激的な物かどうかは。

「で、ナオミちゃん、どれにする?」

コウキはニヤニヤと私に選択権を与えてきた。
ずるい男だ。

「そりゃもちろん、カップル限定じゃない!?」

「ヒュー!ノリいいねぇ!」

付き合いとはいえ、ナンパ待ちしにわざわざ海へ来たのだ。
今日は存分に楽しんでしまおう!

私の理性は少しずつ崩れ始めていた。

それに…コウキも積極的だし、ヤル気満々なんだろうと思う。

だからこそ、この出会いを無駄にしたくない。
最高の思い出作ろうじゃないの!

私は半ばヤケになっていた。
これは夏の暑さのせいだろうか、それとも体が触れ合ったせいだろうか…。

―――

あんなに大きいと思っていた2人用の浮き輪だったが、実際は中でかなり体が密着した。

そしてそのまま、流されるように人の少ない沖の方へ…。

次第に触れ合う足。

時折、何やら硬いもの触れては、私の体が疼く。

なんとなく、流れとノリでここまで来てしまったが、もう引き返せないところにいる気がする。

「ほんと、おっぱいおっきいね…」

そう言って胸に顔をうずめられ、つつつーと舌を這わせてきた。

あ、この状況はやばいかもしれない…。

だがコウキは核心を突いてはこない。
また体が疼いしまう自分が恥ずかしい。

しばらくすると、胸の布地をずらされて、ピンと立った乳首が露になった。

「ナオミちゃーん。おっきいだけじゃなくて、エッチなおっぱいなんだね」

そう言って親指で弾き、摘み、こねこねと刺激を与えられる。

待ち焦がれた快感に思わず目をギュッとつむった。

するとそっと唇が重なった。
かと思えば、すぐに口がこじ開けられる。

いや、自ら求めて開けていたのかもしれない。
舌と舌が絡み合い、2人の間は粘っこい糸で繋がった。

胸への直接的な刺激と、口内を犯されたことで、それまで僅かに残っていた私の恥じらいは、もうないに等しい。

足をもじもじと動かすと、硬いものが内もも付近に擦れた。
もう少し、あと少しがもどかしくてさらに興奮が増してくる。

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