すれ違い夫婦の日課 (Page 3)

「んっはっ、んっはっ、ダメっ、ダメだよっ…!」

あまりの快感の強さに、体が震えてきた。

「でもゆりちゃんはココが好きだもんねぇ?」

秘部に顔をうずめたままそう言い放った彼は、そのまま硬く尖らせた舌先でチロチロと細かく、すばやくクリトリスを弾き続けていった。

あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ…。

私の口からは声にならない何かが漏れ続け、全身が痺れて快感の渦に飲まれていく。

『キャハハハハハハ』

外からは子供たちの声が聞こえる。

こんな朝から私ったら…。

この背徳感が私をさらに快感の渦へと引き込んでいった。

…気が付くとシーツはじっとりと濡れていて、それが私から出たものだとわかると、なんともいえない恥ずかしさと興奮に襲われた。

「しょーちゃん…苦しくない?」

「実は朝勃ちしてからギンギン!」

「じゃ、次は私の番だね…」

彼をベッドに座らせて、へそにつくまで反り勃ったモノにチュッと唇をつけた。

…少し、しょっぱい。

先走りをぺろぺろと舐め取り、亀頭を咥え、固くした唇でカリ首に当たるよう頭を上下に何度か動かしていると、

「ちょちょちょちょっと待って!!」

グイッと急に頭を離された。

「恥ずかしながら、気持ちよすぎてイッちゃいそう…」

「いいじゃん、私だってさっき…」

「俺は!ゆりのナカで!イきたいんだ!!」

下半身丸出し、ペニスは天高くそびえ立っているのに、なんて嬉しいことを言ってくれるんだろう。

「わかった、ありがとう。じゃ、しよっか」

ふと時計を見ると、もう10時をとうに過ぎていた。

私はベッドに座っている彼の上へまたがり、ゆっくりとナカへと導いていく。

指1本とはまるで違う、熱くて、太くて、奥まで届く、言いようのない心地良さ。

「あっ…んんっ…」

どうしたって声が出るのを抑えられない。
無意識に腰がくねくねと動いてしまう。

彼もまた、目を固く閉じ、うぅ…と低く色っぽい声を出していたのでとても嬉しかった。

すべて挿入したことを確かめると、彼は私をそっとベッドへ寝かせていく。

「じゃあ、今週も始めますか」

「うん…」

はじめは繋がったことを確かめるように、ゆっくりと抜き刺ししていく。

ずっちゅ、ずっちゅ、ずっちゅ、ずっちゅ…。

「あんっ、あっ、あっ…」

「やばっ、きもちっ、はっ、はっ…」

彼の律動がだんだんと早くなっていく。

パンッ!パンッ!パンッ!パンッ!

「あっ、あっ、あっ、あっ…」

「あっ、イクッ、ゆりっ、出るよっ…!」

―――

こうして私たちは、何度も果てるも、水音と肌のぶつかり合ういやらしい音は、お昼過ぎまで続くのでした。

これが、私たちすれ違い夫婦の日課。

Fin.

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