名前も知らないイケメンのいたずらから大学の空き教室で…♡ (Page 2)
空き教室に連れられ、ドアを背に彼に迫られる。彼の手はドアの内側の鍵をかけ、私の顔の脇に落ち着いた。もう片方の手も同様にして囲われると、簡単には抜け出せなさそう。抜け出すつもりもないけど。
「こういう意味で合ってる?もっと近くって」
言うなり唇にキスが落とされる。柔らかい唇は少しかさついていて、どこかひんやりしている。答えられないままでいると、
「後悔しない?」
ともう一度キス。冷たい唇を温めたくなって、返事の代わりに私からもキスをした。
「んむ、んぅ…ふ…」
次第に口づけは深いものへ変わっていき、口内を彼の舌に荒らされ、くちゅくちゅと舌を絡め合うと簡単に甘い息が漏れる。煙草味のキスは初めてだった。彼が相手だということを余計に強く印象付けられて、この苦くて甘いキスの虜になりそう。
彼の手は私の背中を撫で下ろし、スウェットを捲ってアンダーシャツの裾から中へ侵入してきた。指先も少しひんやりしていて、それが却って心地よかった。
「冷え性なの?」
「ん?」
「ちょっと冷たいから、指」
「温めてくれるでしょ?」
指先はからかうようにお腹を撫でて、重量を確かめるように両手を胸の下へ添えた。
「直接触ってもいい?」
「ん…」
彼の手が背中へ回され、ブラのホックが外される。圧迫感から開放されると逸る鼓動も一層速くなる気がした。彼の手はその鼓動ごと包み込むように私の胸を柔らかく弄ぶ内、指先で胸の尖りを捉えた。
「あ、ん…」
すっかり温かさが馴染んだ指先でころころと転がすようにそこを愛撫される。きゅ、と優しく摘まれると、まだ触られてもいないのに湿り気を帯び始める場所があった。無意識に擦り合わせていた両膝の間に彼の膝が割り込んでくる。
「あッ、待って」
チュールスカートとショーツを隔てていても、膝で秘部を刺激されたら腰が引けてしまう。逃さないとばかりに両手でぐいっと腰を引き寄せられ、口づけられながらじわじわと快感を与えられる。
「んぅ…んぁ…は…」
吐息ごと飲み込まれそうなキスの後、2人の間で銀糸がふつりと切れる。
「よさそ。可愛いね」
真っ黒い瞳にうっとり見つめられると何も考えられなくなって、自分でも思いも寄らないことを口にしてしまう。
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