彼氏のお願い事
出張中の彼氏、葉山翔太から電話がかかってきた。仕事で落ち込んでいる彼は私、田淵光に慰めてほしいと強請る。聞いてみると、エッチなお願い事だった。最初は断ったが、結局叶えてあげることになる。だけど欲求はどんどん過激になっていき…。
夜、ベッドで横になっていると、彼氏から電話がかかってきた。
「あ、もしもし?今大丈夫?」
「大丈夫だよ」
彼氏の翔太は二週間前から九州へ出張に出ている。一ヶ月の予定と聞いているので、丁度あと半分というところだ。毎日とまではいかないが、二、三日に一度は電話しているので久しぶりという感じはしない。
「今日、仕事で嫌なことがあってさ〜光の声聞きたくなって電話しちゃった」
「お疲れさま。私も翔太の声聞きたかったから嬉しいよ。仕事大変だったの?」
「それがさ、指示されてやったことを怒られて、指示されたって説明もしたんだけど、聞いてももらえなくて散々だった…」
「それは大変だったね…」
「この可哀想な俺をもっと慰めてよ〜!」
「よしよし(笑)」
「お願い事聞いてくれる?」
「え〜」
「見知らぬ土地でさ、頑張ってる俺が可哀想じゃないの?!」
確かに理不尽なことで怒られ、一ヶ月不慣れな土地で知らない人ばかりの中で働くのは大変だと思うし、疲れも出てくる頃か…と思い、しぶしぶではあるがわがままを聞いてあげる気持ちになる。
「もうしょうがないなぁ。簡単なことだったらいいよ…」
「やった!光、今イヤフォン繋いでるよね?」
「そうだけど」
「そしたら、両手で胸揉んで!」
「はぁっ?!イヤだよ!」
想像していなかったことを言われ、間髪入れず大きな声で私は拒否した。
「さっき、いいって言った!お願い事聞いてくれるって!」
「言ったけどさ…こういうことだと思わなかったから…他にないの…?」
「俺もう光じゃなきゃ駄目な身体なんだって!もう限界!二週間だよ?!」
意味はわからないけど、こうなると翔太が折れることはないし、ここで電話を切ったら帰ってきた時に酷い目に遭わされることが想像できてしまったので、仕方なく自分が折れることを選ぶ。いいって言っちゃったしなぁ…。
「はぁ…わかったよ」
「ありがとう!」
私は服の上から、自分の胸を揉み始める。何してるんだろうとは思いつつも、久しぶりの刺激に身体が喜んでいるのがわかる。
「…っん…」
「俺がいない間、自分でしたりした?」
「っ、してない」
「へー。じゃあ久しぶりだ、気持ちいいの」
「…っ」
ただ自分の胸を揉んでいるだけなのに、息が乱れてきた。
「そうしたら、服の中に手を入れて、下着はつけてないよね…?気持ちいいところ摘んだり擦ったりして」
まだ冷静な自分がいて、こんなことやめようと思いつつも久しぶりの快楽にもう少しだけならという気持ちの方が勝ってしまった。翔太に言われた通り、自分の気持ちいいところ…尖った胸の先端へ触れる。
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