催眠術で犬と化した彼氏に全身を舐められて… (Page 3)
こうして時間を潰していれば、時間などあっという間だろう…とも考えていた。
「わんっ」
「わっ…び、びっくりした…」
突然後ろから亮ちゃんに吠えられ、奈々は思わず封を開けたばかりのホットケーキの粉を落としかけた。
寸でのところで受け止め、安堵していたのも束の間…なぜか息の荒い亮ちゃん…。
犬と化して鼻がよくきいているため、生クリームの甘い香りで起きてしまったのか…。
「あっ…これは駄目だよ…ッ。ホットケーキにかけるやつだから…」
亮ちゃんの視線の先はボウルに入った生クリーム…。
嫌な予感がし、奈々は急いでボウルを手に取るけれど、依然として亮ちゃんの視線は奈々の手にあるボウル…。
「ま、待って亮ちゃん…だ、駄目…駄目だよ…っ」
「うう…」
今、亮ちゃんに生クリームを奪われてしまえばホットケーキのトッピングはなくなってしまう。
それだけは避けねば、と奈々はじりじりと迫る亮ちゃんから逃れるように少しずつ後退する…。
「わん…っ」
「きゃああああ…っ」
奈々の抵抗も虚しく、亮ちゃんがものすごい勢いで飛び掛かってくる。
後ろはすでに壁…逃げる場もなく奈々はあっさりと亮ちゃんに捕まり、その際にバランスを崩し、床に倒れ込んだ。
「な…生クリーム…っ」
自分が倒れた痛みよりも今は生クリームである。
倒れた拍子に宙を舞ってしまった生クリームを受け止めるべく、奈々は空に手を伸ばす…。
「きゃ…っ」
ところが、受け止めたボウルから大量の生クリームが奈々の身体に降りかかる…。
折角受け止めた生クリームも、自分の身体に付いてしまっては意味がない。
「うう…トッピングが…」
「くうん…」
顔や首筋、腕、スーツや脚にべったりと付いてしまった生クリームを見て、トッピングが無駄になってしまったことや、身体のベタつきに思わず泣きそうになった。
「もう…亮ちゃ…わァっ」
「わんっ…わんっ」
堪らず怒ろうと亮ちゃんを見上げた途端、重い衝撃に身体の自由がきかなくなる。
見上げればそこには満面の笑みで鼻をひくひくさせた亮ちゃん…。
「ま…まさか…」
生クリーム塗れの身体、馬乗りになった亮ちゃん…無論、こうなってしまっては力で適う訳がない…。
その数秒後、奈々の予感は現実となってしまった…。
「ふ…亮ちゃ…んっ…」
キッチンに響く奈々の声、奈々の上には身体に付いた生クリームを舐めようと舌を懸命に動かす亮ちゃんの姿。
「だ…駄目ェ…っ、あ…んんっ…」
直に舐められることはなく、焦らされるようにスーツの上から胸を舐められ、もどかしい気持ちと亮ちゃんを止めなければという気持ちが交錯する。
「っは…ん…や、ああ…ッ」
亮ちゃんの唾液でびしょ濡れになってしまったスーツのブラウスからは奈々の下着が透け、ぴちゃぴちゃと卑猥な音を立てる。
「亮ちゃ…やめ…っん、ううっ」
胸の辺りは舐め終わったのか、亮ちゃんは鼻で器用に奈々のブラウスを捲りあげ、腹部の窪み、臍の中に舌を捻込み舐め回す。
「お臍…駄目っ…くすぐったいよォ…ッ」
亮ちゃんの頭を掴み、離そうと力を込めて押すも、懸命に舐める亮ちゃんの力は予想以上に強く、奈々一人の力では動じることはなかった。
「ひゃ…んっ…い、嫌ァ…っ」
亮ちゃんの舌が奈々の臍に捻込まれるたびに亮ちゃんの前髪が奈々の腹部を掠め、余計に性感帯を刺激されてしまう。
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