力強く繊細な指でもう一度愛を奏でて (Page 5)

慎吾さんの指が、私の中の膨らんでざらざらしたところを優しくリズミカルに押し、親指が私のクリトリスに触れ、繊細に震える。

「ああっ…だめっ…あっ…もう…欲しいの…」

慎吾さんのハーフパンツを下ろし、下着の中からはち切れそうに硬くなったペニスを取り出し、手で扱く。

「菜々…そんなことされたら、もう我慢できない」

ショーツを脱ぎ捨て、慎吾さんをデッキチェアに押し倒し、跨って腰を沈める。

「慎吾さん…嬉しい…」

深く満たされ、愛しさが溢れる。

腰を前後に動かすと、身体の深いところから切なく甘い快感が迫り上がってきて、繋がったところから溶けてしまいそうになる。

「菜々、ずっと好きだった。菜々がいやだって言ってももう離さない」

「慎吾…私も…あっ…んんっ…」

ゆっくりと腰を弾ませると、膣の中が貪欲な生き物のように、熱い粘液を滴らせながら慎吾さんのペニスに絡みつく。

「菜々、すごく可愛い」

精緻なトリルを弾く指先で、乳首を弄ばれ、思わず嬌声を上げてしまう。

「あっ…あっ…だめっ…」

激しく下から突き上げられ、脳が締めつけられるほどの快楽に全身を支配され、身体が弓なりにしなる。

「あっ…あっ…ああっ…イくっ…イっちゃうっ…あぁあああっ…」

激しい絶頂感に身体がガクガクと痙攣し、ぎゅっとつぶった目の裏で火花が散った。

慎吾さんは起き上がり、私の身体を抱いて仰向けに寝かせる。

「菜々、本当に可愛い。菜々が好きすぎて、あんまり持たないかも」

激しく腰を打ちつけられ、再び昇り詰め、歓喜の涙が込み上げてくる。

硬さを増したペニスで、深く突かれる度にイって、脳が溶けるほどの快楽の奔流に身を任せる。

「菜々、愛してる…だめだ、もうイく…」

ペニスを抜こうとする慎吾さんの腰に脚を絡める。

「ああっ…慎吾さん…愛してる…そのまま来て…」

同時に達して、至福の中で時が止まる。

*****

慎吾さんと手をつなぎ、誰もいない波打ち際を歩く。

「菜々が、同じ気持ちでいてくれてよかった」

「…ずっと一緒にいて。帰るまでは」

「何言ってるんだよ。帰らないよ。菜々と一緒にここで暮らすんだから…いや、仕事も子供たちのこともあるだろうから、菜々が望めばって話だけど。このゲストハウスは、買う方向に話が進んでて、でも、とりあえずは試運転からかな。言い忘れてたけど、香織とは別れた。香織はもっと高収入なエリートと結婚したかったらしいから」

思いもよらない幸せに、呆然と立ち尽くす私の足を、打ち寄せる波が優しく濡らす。

Fin.

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