ひとりエッチのオカズは片思いのあの人 (Page 2)
もしこの指が店長の指だったら。
わたしのぬるぬるしたアソコに長くて太い指を差し込んで、ぐちゅぐちゅって音を立てながらナカを掻き混ぜてくれるのかな。
ここが気持ちいいの?なんて耳元で意地悪く囁きながら、わたしの指じゃ届かないような奥まで掻き回して、ザラザラしたGスポットを指の腹で撫でて、クリトリスを爪で弾くように引っ掻いて。
そして、舌でわたしの乳首をぺろぺろ舐めて、気持ちいいの?立ってるよ、なんて言ってくるんだ。
わたしの妄想の中の店長は少し意地悪で、すごくえっちだ。
好きな人に意地悪をされるのが好きなわたしの理想の人。
普段の店長は優しくて、でもちょっと意地悪なことを言うような人だから、えっちもそんな感じなんだと思ってる。
「っは、あ…すき、…てんちょ、う…だいす、き」
シャツに顔を埋めて、声が漏れないように店長への気持ちを吐き出す。それと同時に、甘ったるい吐息も漏れた。
「っん、う…ぁああっ、い、きそ」
指はぐちゃぐちゃと粘着質な水音を立ててナカを掻き回す。
どこがいいかなんて知り尽くしてるから、気持ちいいところを重点的に責め立てた。
あと少し。あと少しで――
「おーい、未菜美~。締め作業するぞー」
「…!!???」
あと少しでイく、そう思った時に、ドアがガチャリと開いて、店長が声を掛けてきた。
「未菜美~。おーい、寝てんのかー?」
もう店は閉めたからあとは掃除とレジ締めだぞ、そう言い終わるか終わらないかくらいのタイミングで、店長がわたしの顔を覗き込むように後ろから顔をのぞかせた。
「未菜美…?」
「あ、これ、これ、は…そ、の」
「俺のシャツ…だよな?」
「あ、あの、…えっ、と…」
言葉が出てこない。
恥ずかしくて視線を逸らそうにも、体が動かない。
わたしの痴態を見て、店長はどう思っただろう。
きっとドン引きしてるに違いない。
だって、何も言わないでじっと見てるから。
レビューを書く