まゆのすべて

・作

まゆが求めている男はただ1人。―――絶対的な快楽をくれるこの男と身体だけの関係のはずだった。男もそのつもりだった。逢瀬を重ねるうちに本気になってしまったのは?!―――禁断の不倫ストーリー。

生意気だと思った。
理由はわからない。
ただ生意気だと思った。
なぜだかわからないけど自分の物だけにしたかった。

彼女との出会いは酒場だった。

彼女の名前は『まゆ』
俺のミューズ、女神で小悪魔。

そして最高の『愛人』であり『既婚者同士のセフレ』だ…。

「お願い…たかしさんイカせて…!」

ラブホテルの一室で、まゆは俺の身体にしがみつきながら必死に懇願する。

「まだダメだよ?もっと感じてる顔を見せて」

そう言いながらまゆの秘部に入っている指をゆっくりと動かした。

「いやっ…恥ずかしい…」

「じゃあ、もうやめとく?」

俺はまゆの秘部から指を引き抜いた。

「ひあっ…!!」

悲鳴にも似た喘ぎ声を出しながらまゆは力なく床に座り込んだ。

「こんなにビチョビチョに汚して…ほら見てごらん?」

俺はそう言うと、腰掛けてたベッドからまゆの側へ行きグチョグチョに濡れた指を見せた。

「まゆの淫乱な汁でいっぱいだよ…こんなにエッチな匂いさせて…」

そう言ってまゆの唇に指を当てる。
まゆは何も言われなくとも当たり前のように俺の指を口に含む。
ペロペロと舌を動かしながら、吸い付いた。
瞳を潤ませながら俺の目をじっと見つめるまゆ。

「すごい淫乱な顔して、どうした?」

「んっはぁ…んくっ…もっと…」

「もっと何?どうしたいの?」

俺はまゆの口の中で指を動かす。
まゆの唾液と舌の動きで指がヌルヌルとしている。

「…はぁ…たかしさんの意地悪!もうちょっとでイキそうだったのに!!」

顔を膨れさせながら俺を睨みつける。

可愛い顔のはずがどうしても生意気に見えてしまう。

俺はその理由をわかっている。

まゆは、男を虜にして夢中にさせる女だ。

まゆ自身はそんな気は全くない。
だが、挑発するかのような妖艶な身体に、彫りの深いハーフのような顔立ち。

中でも挑発するような強い目つきと、一度見たら忘れられない色っぽい唇に飲み込まれそうになる。

そんな女を昼間のラブホテルで何度も焦らして、羞恥責めをし、陵辱する快感と優越感はなんともいえない。

まさに男冥利に尽きるとはこのことだと思う。

「いきたかったんだ?」

「…うん」

「じゃあ、いつものようにお願いしてごらん」

俺はそう言うと再びベッドに座り、まゆの動きをじっと眺めた。

脚を開こうか戸惑っている。

「できないの?できないならしてあげられないなぁ…」

俺のその呟きに反応するかのように、まゆは脚を大きく開いた。
真っ赤に熟れた秘部は蜜のような愛液でテカテカと光り、いやらしい色で誘ってくる。

「すごい恥ずかしい格好だね?アソコもひくつかせて…淫乱まゆ」

俺にそう言われてまゆはますます淫乱な雌の顔つきになる。

「淫乱まゆ、ちゃんとお願いしてごらん?」

「たかしさんの指で私のアソコをグチョグチョにしてください…」

「アソコじゃわからないよ?」

俺の問いかけに黙り込むまゆ。
しばらくの静寂の後、まゆは戸惑いながら口を開いた。

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