わたしは、あなたの6番 (Page 3)
その男性は、学生時代の年下の元カレ、ケンジだった。
「覚えてくれてたんだ…嬉しいな。でも、名前は呼ばないでください。ここは、マスクがドレスコードの会員制秘密クラブなんで」
ケンジはミサを抱え上げると、薄暗い部屋に入って行き、部屋を占領しているベッドに優しく寝かせた。
「頭痛は?」
「い、今は、ない…」
ケンジはベッドの反対側に回りシーツをめくり、ジャケットが落ちて裸になっているミサの身体に掛けた。
部屋の隅にある冷蔵庫を開けペットボトルを手に取ると、ボトムのポケットから錠剤を出した。
「これを飲んで。頭痛が治まります」
「ケン…んんッ」
名前をいいかけたミサの口に、ケンジは錠剤を押し込んだ。
ケンジは水を口に含むと、ミサの唇にキスをし、水を口の中に満たしていった。
ふたりの喉がゴクリと鳴り、ケンジは水で濡れたネクタイを緩めた。
「貴女をここに呼ぶよう、クラブに頼んだんです」
ネクタイを外し、Yシャツのボタンを数個外して脱ぐと、ミサの体を覆っているシーツをめくった。
「一カ月前、貴女に似た女性を街で見かけて、セックスしたくて堪らなかったこと、思い出したんです…」
そういいながら、ケンジはミサの身体に馬乗りになった。
「あの頃…してたじゃない…」
「あれは、ただ性器を入れたり、出したりしていただけです」
隣の枕から金属音がしミサは顔を向けると、ケンジが手錠をふたつ持っている。
「してるとき、自由を奪われたことあります?」
ミサの左腕を持ち上げると、手首に手錠をかけ、ベッドの上部にくぐらせた。
「どんなに動きたくても動けない。貴女の自由を、僕が奪います」
右腕を優しく触りながらベッドの上の手錠にミサの右手首を入れ、ガリガリガリと手錠を掛けた。
ミサの両手の自由を奪ったケンジは、甘い息を吐きながらボトムとボクサーパンツを脱いだ。
ケンジのソレは大きく、上を向いていた。
付き合っていた頃、いつもローションを使っていたことをミサは思い出した。
「貴女に指入れたとき驚きました。あの頃、あんなに濡れたことなかったのに…」
ケンジの言葉に、ミサは恥ずかしさで目を逸らした。
「あんな淫らな音立てて…人に見られてたからですか?指がベタベタになって…いやらしい」
またミサの中に音を立てて指を入れると、ケンジは持っていたもう一つの手錠をベッドに置いた。
右胸を揉みあげ、指が立ち上がっている乳首に何度か触れると、ミサの身体はビクッと震えた。
ケンジは、ミサの乳首を優しく摘んだあと、舌先で舐め始めた。
「下にいた女性の声に敏感に反応してましたね…指で感じました」
女性の喘ぎ声を思い出し、ミサは自分の喘ぐ声と重なって聞こえたような気がした。
ケンジの長い指は奥へ入り、溢れる愛液を掻きだすような動きをし、ミサの子宮口が何度も痺れている。
「ぁああっ、んっあぁぁああ」
「ここじゃなくて、見られながらセックスしたいですか?」
中で指を動かしたまま、乳首を甘く噛まれ、ミサはケンジの肌を潮で濡らした。
はぁはぁ、と息を吐くミサの目は、潮で濡れたケンジの大きなソレを見ている。
「そんな目で見るなんて…ほしいんですか?」
ケンジは愛液と潮で濡れたミサの入り口に、大きなソレを押しつけた。
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